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あなたにベストなのはどれ?CO2を添加する3つの方法を解説します【小型ボンベ・ミドボン・発酵式】

2024年10月30日

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あなたにベストなのはどれ?CO2を添加する3つの方法を解説します【小型ボンベ・ミドボン・発酵式】

2024年10月30日

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こんにちは!MizukusaNewbieです。

水草を育成するのには必須とも言えるCO2の添加。

今回はCO2を添加する3つの方法、小型ボンベ・ミドボン・発酵式についてそれぞれメリット・デメリットなどを解説していきます。

CO2の添加はなぜ必要なのか

光合成をして気泡をつけるミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン

水草も他の植物と同様に光合成をします。

光合成をすることによって生育し、その美しい状態を保つことが出来るのです。

光合成に必要な要素といえば光・水・炭素の3つ。

このうちのどれが欠けても光合成をすることは出来ません。

光については主にLEDなどの水槽用照明を使います。

照明について
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水については水槽に水を張ればOK。

残りの炭素については、CO2を強制的に水中に溶け込ませることによって供給する必要があります。

この為の方法が今回ご紹介する3つの方法なのです。

水草が光合成をして美しい気泡、すなわち酸素を沢山付けて水中に放出する姿は水草水槽の醍醐味とも言えます。

CO2の供給に基本的に必要なもの

CO2レギュレーター

大型・小型兼用レギュレーター

CO2にボンベを用いる場合、そのボンベは液化炭酸ガスが封入されたものです。

液化炭酸ガスは二酸化炭素を高圧で圧縮し液化したものです。

この高圧の状態のガスを減圧して、安定して使用するようにするのがレギュレーターです。

小型ボンベ用レギュレーター、大型ボンベ用レギュレーター、さらには両者兼用のレギュレーターがあります。

いずれにせよ水槽用のものを購入すれば間違いありません。

電磁弁

小型ボンベ用レギュレーターと電磁弁

電気のオンオフでバルブを開閉して、CO2の流れそのものを遮断するのが電磁弁。

もちろん手動のバルブを使用することも出来ますが少し現実的ではありません。

照明をタイマーを使って管理するように、CO2もタイマーで管理します。

基本的に照明の点灯とCO2の添加は連動させるものですので、一系統のタイマーがあれば両者を管理出来るでしょう。

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スピードコントローラー

分岐用スピードコントローラー

略してスピコンとよく呼ばれているものです。

レギュレーターによって減圧されたCO2の量を細かく調節するのがスピコンの役割。

レギュレーターによってはスピコンと一体型のものもあります。

CO2の添加量は何秒に1滴といった具合に調整します。

水槽のサイズが小さい場合など、シビアに調整できるものを選んだほうが良いでしょう。

チェックバルブ

ADA製チェックバルブ

エアレーションであれCO2であれ水槽内にチューブを繋ぐ場合、サイフォンの原理で水が逆流してきます。

この逆流によって機器の故障を防ぐのがチェックバルブ=逆流防止弁です。

小さなものですが決して見逃せない大切な部品です。

百円そこそこのものから芸術的な美しさのものまであります。

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エアーチューブと耐圧チューブ

チェックバルブを挟んで上がシリコンチューブで下が耐圧チューブ

エアーチューブは一般的なシリコン製のものかビニールのものを使えば問題ありません。

エアレーションにも使いますので水草水槽のみならず、水槽関連には必須のアイテムです。

CO2の添加の際にはこのエアーチューブに加え耐圧チューブが必要です。

ボンベの場合CO2には高圧がかかっていますので、スピードコントローラーもしくはチェックバルブまでは耐圧チューブを用います。

バブルカウンター

プラスチック製バブルカウンター

CO2の添加は何秒に一滴と調整するのは前述した通りです。

この何秒に一滴を視覚的に確認するのがバブルカウンターの役割。

単独のものもあればディフューザーに内蔵されているものもあります。

どちらを選んでも特に問題はありません。

ディフューザー

CO2を供給する際は専用のディフューザー、拡散筒が必要です。

通常のエアーストーンやエアレーション用拡散筒では細かいCO2の添加は出来ません。

CO2は酸素よりも水に溶けやすいとはいえ、細かい状態のほうがより溶けやすくなります。

そこで気泡が細かくなる専用のものが必要となるのです。

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CO2チェッカー

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ディフューザーから発せられたCO2が一体どの程度水に溶け込んでいるのかをチェックするのがCO2チェッカー。

中にいれた試薬の反応色で、アルカリ性・中性・酸性のどの水質に近いのかを確認します。

ただしあくまでも簡易的なものですので参考程度に留めます。

もし細かく測定したい場合は専用の機器を使用します。

通常の運用でしたらCO2チェッカーでも十分です。

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小型ボンベを使用した添加

初心者にもおすすめの最もオーソドックスな添加方法

いよいよ具体的な3つの方法についてみていきます。

小型ボンベの使用は最もオーソドックな添加方法といって良いでしょう。

いわゆる汎用ボンベは74gほどの内容量で約15cmほどの高さ。

とりあえずCO2を添加してみたいという場合にもおすすめです。

小型ボンベ故に場所を取らない

汎用ボンベと専用品

ボンベ自体が小型なことに加えて、レギュレーター、電磁弁など付随する機器も小さくなりますので水槽周りをコンパクトにまとめることが出来ます。

30cmキューブなどの小型水槽の場合は特に助かりますね。

スタンドを使って水槽台の中に設置しても良いですし、フックスタンドを使用して水槽自体に引っ掛けて使用することも出来ます。

アクアリウムショップでもネットでも手軽に購入可能

汎用サイズのボンベはアクアリウム関連の製品を扱う店やネットで購入可能です。

ガスを再封入したリサイクル品などもありますので上手に使えばコストも抑えることが出来るでしょう。

ただし、ADA製など独自の規格のものはネットや近くのお店では購入出来ないかもしれません。

そのようなものはレギュレーターなども専用品になりますので汎用性が低くなることには注意が必要です。

ボンベ交換によるランニングコストが高くなる

小型ボンベに兼用レギュレーターを使う

例えば60cm水槽で標準的な添加量である1秒に1滴の割合で使用した場合、だいたい1ヵ月程度でボンベは空になります。

CO2が多く必要な有茎草が多い場合は1秒に2~3滴とより添加量が増えますのでさらに期間は短くなるでしょう。

そうなるとボンベ交換によるランニングコストが高くなってしまいます。

30cmキューブ水槽などの小型水槽であれば良いですが、90cmなどの大型水槽には向かないでしょう。

このように考えると、小型ボンベを使用した添加は60cm水槽までの使用に向いている方法だといえます。

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大型ボンベ(ミドボン)を使用した添加

量を気にせずガンガン添加したい人向け

大型ボンベ(ミドボン)を使用した添加の一番のメリットは添加量を気にする必要がほぼ無い点です。

小型汎用ボンベの容量74gに対して、一般的な大型ボンベで2,5~7kgと圧倒的な容量差です。

通常の添加量であれば余裕で数年持ちます。

そろそろ交換時期かな?ストックあったっけ?

そんな心配からは一切おさらばです。

意外と導入のハードルは低め

大型ボンベは基本的にはお店などで使用する業務用のものですが、一般でも購入は可能です。

近くのリカーショップなどで”ミドボンください”でかんたんに手に入れることが出来ます。

もちろんネットでも購入は可能です。

最初はボンベの容器代を含めて7~8千円程かかりますが、空になったら中身のガスの充填ということで3分の1程度の費用で本体ごと交換してくれます。

といってもアクアリウムで使用する量はほんとにごく僅かですし、なかなか交換する機会はないでしょう。

レギュレーター以外は小型ボンベと必要なものは同じですし、以外と導入のハードルは低いといえます。

大型水槽や複数台への分岐も余裕

分岐用スピードコントローラーを使用

1秒間あたりにかなりの添加量を必要とする大型水槽であれば大型ボンベの使用がもっとも現実的な選択になるでしょう。

また複数台の水槽に添加したい場合にもやはり大型を使用することになります。

それでもやはり何年も持ちますので、圧倒的に他の添加方法よりもコストパフォーマンスに優れます。

本格的に水草水槽を始めたい方、これからも続けていきたいと思われる方であれば大型ボンベの導入をおすすめします。

最悪水槽で使わなくなったとしても炭酸水を作ることも出来ちゃいます。

重量と大きさには注意

クールなADA製大型ボンベタワー

大型ボンベというだけあって大きさは小型の非ではありません。

重量もそこそこになります。

それでも一般的な5kgのボンベで高さ約55cmほどと、普通の水槽台の中にも十分納まるサイズです。

もし購入可能なら2,5kgまでのものが良いかもしれません。

繰り返しになりますがそれでも十分すぎるくらい持つのです。

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発酵式を使用した添加

とりあえずコストを抑えて気軽に始めたい人向け

保温して発酵を促す

発酵式とは、糖類をイースト菌などの酵母を用いて発酵。

アルコールと二酸化炭素に分解させて二酸化炭素を取り出す仕組みです。

ちなみに発酵した際に生じるアルコール分がバクテリアを活性化させるという副産物的なメリットもあるそうです。

発酵式の一番のメリットはなんといってもコストが安いこと。

導入コストもランニングコストも前者とは大幅に違います。

とりあえずCO2を添加してみたいなという人向けの方法です。

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とりあえず添加は出来るが環境任せになる

発酵式を使用した30cmキューブ水槽

発酵自体はかんたんに出来ますので添加も問題なく行えます。

ただし発酵を止めたり量を調節することはほぼ無理と考えたほうがよいでしょう。

何故なら発酵そのものが気温などの外的要因に直接影響を受けているからです。

夏の暑い時期なら発酵はどんどん進みますし、真冬の寒い時期は全然発酵しないなんてことも。

過添加を防止するために照明を消灯している時間はエアレーションでCO2を逃がしてやるなどの対策も必要になります。

水草の種類や水槽サイズに合わせて微調整しながら添加するなど本格的な水草水槽には向かない方法といえます。

最後に

どの方法にもそれぞれ一長一短があります。

もちろん順番に試してみられても良いでしょうし、思い切って初期投資をしたとしても決して無駄にはならないでしょう。

それくらい水草水槽にはたくさんの魅力があります。

ご自身の環境などと照らし合わせながらベストな方法をお選びいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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