水草水槽 熱帯魚

”小型で美しい”に特化したおススメの熱帯魚をご紹介します【水草水槽にもピッタリ】

2022年9月18日

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”小型で美しい”に特化したおススメの熱帯魚をご紹介します【水草水槽にもピッタリ】

2022年9月18日

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水草水槽の主役といえば、もちろんキレイで美しい水草達です。

深い緑やカラフルで鮮やかな色合い、はたまたその草姿に至るまで私達観るものを魅了して止みません。

そしてさらに水草の魅力を引き立ててくれるのが熱帯魚です。

今回はそんな熱帯魚のなかでも特に4cm以下にこだわった”小型で美しい”種類をご紹介していきたいと思います。

”小型美魚”のおすすめポイント

良い意味で水槽内であまり主張しない

前述のように水草水槽においては熱帯魚が主張し過ぎてメインの存在になってしまっては本末転倒でしょう。

あくまで水景を引き立てるパートナーとして熱帯魚を選ぶのが最善だと思います。

その際小さめの熱帯魚であれば、それこそ小型水槽であってもその存在が主張しすぎることがありません。

もし物足りなければ数で調整をしてあげれば良いのです。

水槽の環境的にも飼育数は重要なので、調整が効くのは大きなメリットです。

そしてやはり世界観と縮尺の問題があります。

メジャーな大きさである60cm水槽もしくは30cmキューブ水槽あたりを使用した場合、その水景の世界観を考えたときにやはり小型の熱帯魚のほうが断然マッチすると思います。

大きな熱帯魚が窮屈そうに水草の中を泳いでいるという具合では全体のバランスに欠けてしまうでしょう。

そういった意味でも小型で尚且つ美しい種類の熱帯魚をおススメします。

群泳を楽しむことが出来る

熱帯魚を観賞する楽しみの一つに群泳があります。

同一種の熱帯魚が群れをなして悠々と水槽内を泳ぐ姿はいつまでも観ていられるほど美しいものです。

基本的に群泳は数が多ければ多いほどキレイでダイナミックではありますが、先ほど述べたように水景とのバランスや水槽内の環境を考えるとむやみに数を増やすことが出来ません。

ポイント

飼育出来る熱帯魚の目安としては、1リットルにつき1匹といわれることや、魚の体長1センチにつき1リットルといわれることもあります。この目安は植栽している水草の種類や量、ろ過フィルターの容量などで変わってはきますが、いずれにせよゆとりを持った数で飼育するのが熱帯魚の為にもよいでしょう。

そんな時に小型の熱帯魚であれば無理なく飼育数を増やせます。

群泳は基本5匹以上いれば鑑賞可能ですので、十分に小型水槽でも楽しむことが出来るというわけです。

それではいよいよおススメの熱帯魚たちをご紹介していきます。

私がおすすめする”小型で美しい”熱帯魚たち

ファイヤーテトラ(レッドテトラ)

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

カラシン科に属する熱帯魚のなかでも小型の種類で、体長は約2.5cmといったところでしょうか。

私のおすすめポイントはやはりなんといってもその小ささ。

このサイズなら小型水槽でもかなりの数を飼育することが出来るでしょう。

小さいからといって存在感がない訳では決してありません。

キレイな赤色の発色は水槽内でもインパクトは大。

飼い込んだ個体と導入直後の色が揚がっていない個体

深い緑の水草とのマッチングはお互いをより美しく魅せてくれます。

赤色の体色のみで模様は全く無しという潔さが逆に好印象。

とても丈夫なので飼育も簡単です。

RGB球を使用したLED照明下での飼い込んだ個体はまさに燃えるような赤になります。

そこまでまとまった群泳をするという感じではありませんがとにかく温和なので混泳もばっちり。

とてもおススメな小型熱帯魚です。

クラウンキリー

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

クラウンキリーは体調2.5cmほどのアフリカ原産のメダカの仲間です。

とにかく小さくて個性的且つ抜群に綺麗な熱帯魚をお探しでしたらまさにうってつけな種類です。

オスはヒレにはっきりとした赤が入るなど特に見応えがあります。

一方のメスは落ち着いた感じの配色でそれはそれで良い塩梅。

水面付近を特に好んで泳ぎますので飛び出しには注意です。

水合わせ中の後輩が気になる先輩クラウン

混泳は問題ありませんが同種間では縄張り意識が強く、結構いざこざを起こします。

群泳をするタイプでもありませんのでワンポイント的に導入するのが良いかもしれません。

比較的安価で流通も多く、手に入れやすい熱帯魚です。

グリーンネオンテトラ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

小型熱帯魚といえばこれといっても過言ではないほどメジャーなネオンテトラ。

同系にネオンテトラより赤い部分の多いカージナルテトラがあります。

両者共に熱帯魚屋さんには必ず置いてありますし、非常に安価なところも好ポイント。

そして分かりやすいネオンブルーとネオンレッドの体色は間違いなく綺麗です。

ただし成長するとけっこう大きくなるんですよね…

そこで同じブルー系のネオンテトラのなかでも私はグリーンネオンテトラをおすすめします。

なんといってもあまり大きくならないサイズ感。

大きくなりがちなネオンテトラ

大きくなってもMAX3センチほどです。

そしてネオンテトラ、カージナルテトラと比べて赤の部分が少ないために、水草水槽をとても涼しげに魅せてくれます。

群れるという点でも問題なし。

こちらも丈夫で飼育も簡単です。

難点を挙げるとすれば、ネオンテトラ、カージナルテトラと比べると若干流通が少ないことくらいでしょうか。

それでも人気の有名種なので手に入らないことはないでしょう。

アフリカンランプアイ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

黄色味のかかったヒレ・体色に、美しく青く光るアイラインが美しい熱帯魚。

胎生メダカの仲間ですので条件次第では繁殖も狙えます。

大きさは3cmほどでしょうか。

シンプルですがとにかく目の青い色が美しく観ていて飽きません。

割と上層部を泳ぐことが多いので水槽内に満遍なく魚を泳がせたい時は重宝するでしょう。

飼い込むと画像のようにヒレがオレンジっぽく色づいてさらに見応えがあります。

環境に慣れるまでは水面をよく跳ねる印象です。

よく跳ねるということは飛び出し事故が多いということでもありますので、水位を低めにするなどの対策を講じたほうが安心でしょう。

よく群れるので群泳させるのにも適しています。

流通も非常に多く、手に入れることは容易です。

ミクロラスボラ・ハナビ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

もう名前から素敵ですね。

グレーがかった体色に薄黄色の斑点が多数散りばめられている様子はまさに夜空に打ち上げられた花火そのもの。

ヒレも綺麗な赤色でとても目を惹きます。

かなり小ぶりで体長2~2.5cmほどの超小型美魚です。

おとなしい性格で混泳も全く問題ありません。

積極的に群れて泳ぐという感じではないですが、その抜群の見た目で水槽内でのインパクトは大です。

オスの方がヒレの赤色や体の斑がはっきりとキレイに出ます。

流通は少し少なめかもしれません。

ショップ、ネット共に欠品していることもあります。

アンモニア中毒の症状が出やすい印象がありますので、ろ過環境には少し気を遣います。

またこちらの種類も浮遊性の餌は水面に食べに来ないと考えた方が良いです。

給餌には気を遣うので育てやすさは星2つにしています。

何はともあれその美しさは一見の価値ありです。

テトラオーロ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

テトラオーロは体長2.5~3cmほどの小型熱帯魚です。

銀色の透き通った体で尾びれの近くに黒いダイヤのような模様が入ります。

飼い込むうちにだんだんと体色が黄色味を帯びてきて、シンプルながらとても美しいです。

赤系の水草など、色味の濃い水草とよくマッチします。

小さい割に体高がありますので存在感があり、小型水槽でのメインにちょうど良い感じです。

とにかく臆病な性格なので水草の中や岩陰によく隠れますが、10匹以上泳がせると群泳してくれるようになります。

とても丈夫なので飼育も容易。

30cmキューブや45cm水槽のお供にいかがでしょうか。

ラスボラ・アクセルロディブルー

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

私が個人的に最も好きな熱帯魚です。

なんと言ってもその淡い色。

ネオンテトラやカージナルテトラが文字通りネオン色のハッキリとした体色なのに対して、こちらはメタリックがかった青と赤といった感じ。

あまり主張し過ぎず、かといって目立たない訳でも決して無いという奥ゆかしさ。

そしてこれまた超が付くほどの小型で、約2cmくらいの体長です。

性格も温和で混泳もちろん大丈夫。

群泳に関してはそこそこしてくれる感じです。

この魚種は移動などのストレスに弱く、白点病を発生しやすい印象があります。

流通もそこまで多くなさそうで、ネットでも欠品しているのをよく見かけます。

それでもこの綺麗さを是非飼って体験してみていただきたいおススメの熱帯魚です。

プリステラ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

透き通るような透明な体色に、黄色と黒と青の背びれ。

やんわりと赤く色づく尾びれも相まってとても涼し気な印象を与えてくれる熱帯魚です。

約4cmの体長で、その色合いからも水槽の中で主張し過ぎることもなく、よく群れてくれるので鑑賞にもピッタリです。

とても丈夫で飼育にもあまり気を遣いません。

観れば観るほどこの独特の模様がクセになってきます。

性格も非常に温和で多種を攻撃するようなこともありませんので安心です。

メジャーな種なので流通も多く、購入に困ることはないと思います。

ミクロラスボラ・ブルーネオン

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

美しく透き通ったグリーンの体色を持つ小型美魚を代表する種。

水中でキラキラと光るその姿は、水草と同系色とはいえ存在感は抜群です。

飼い込むと背中に青い光が乗るようになり、さらに美しさが増します。

体長は約3.5cmほどですが、わりと体高がありますのでその点でもよく目立ちます。

うっすらと青い光が乗った個体

とにかく元気の良い魚で比較的上層部を活発に泳ぎ回ります。

群泳はというと、そこまで積極的に群れて泳ぐという感じではありません。

餌食いが非常に良く、水面に臆することなく食べに来ます。

丈夫なので水質等にも気を遣うことがなく、これらの点からもとても飼いやすいです。

シンプルだけど美しい、まさに小型美魚を体現した魅力的な熱帯魚です。

ディープレッドホタルテトラ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

ディープレッドホタルテトラはコロンビア原産の小型カラシンです。

最大でも体長3cmほどと、今回ご紹介している熱帯魚の中でもさらに小さい部類に入ります。

ディープレッドと命名されるだけあって、とても美しい深く赤い体色を持ちます。

下半分は白っぽいのでツートンカラーのようになり、尾びれ付近の黒い斑点がアクセントに。

それらの特徴から小さいながらも存在感のある種類です。

赤さだけでいうならファイアーテトラよりも赤くなります。

緑との相性も抜群

ホバリングというまるで水中で止まっているかのような泳ぎ方をします。

群泳はせず、下層を単独で泳ぎます。

臆病な性格なので最初は水面に餌を取りに来ませんが、慣れてくれば積極的ではないものの来るようになります。

全体に行き渡らせるには沈降性のある餌を与えると良いでしょう。

ブラックネオンテトラ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

ブラックネオンテトラも特におススメの小型熱帯魚です。

一番のポイントはその群れやすさです。

とにかくずっとみんな仲良く固まって泳いでくれます。

群泳しやすい熱帯魚も飼育期間が長くなると環境に慣れて群泳をしにくくなってくるのですが、このブラックネオンテトラに関してはどうやらその限りではないようです。

こちらも他のテトラ同様とても丈夫で飼育しやすいので初心者の方にももってこいでしょう。

体色はどちらかといえば地味目ではありますが、赤ピンクのアイラインがいいアクセントになって水景を彩ります。

どちらかというと鮮やかな水草の中を泳がせてあげるのに向いているかもしれません。

こちらもメジャーな種類なので店頭でもネットでも容易に手に入れることが出来ます。

スンダダニオ・エリスロミクロン

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

まるでアマゴのような特徴的な柄をもつ熱帯魚。

ブルーの体色と赤いヒレが水草水槽の緑にとても良く似合います。

その美しさは飼い込むほどにしっかりと出てきます。

大きさも3センチ程と申し分ないサイズ。

性格も大人しく混泳も全く問題ありません。

ただし、大人し過ぎるというのか臆病というのか水草や木の陰に隠れてなかなかその姿を見せてくれません。

給餌の際も浮遊性の人工餌は先ず水面には食べに来ないので、沈降性の餌かブラインシュリンプなどを与える必要があります。

それらの餌は与える量の加減が難しく、水を汚す原因にもなります。

そういった面では飼育の難易度が高めです。

もちろん群泳も期待出来ないと考えて良いでしょう。

ただしその綺麗さ故に是非飼ってみたい熱帯魚です。

他の熱帯魚との相性も良好です。

ボララス・マキュラータ

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

こちらも最大で2.5cmほどの超小型熱帯魚です。

多種と比較すると体高が低いためにひと際小さく感じます。

赤のボディに黒丸の斑点がワンポイトのように入るのが特徴。

飼い込むと赤色がどんどんと鮮やかになり小さいながらも存在感が出てきます。

中層から下層を泳ぐことが多く、他の熱帯魚とあまり被らずに重宝します。

導入したばかりで色の揚がっていない個体

超小型故に混泳させる熱帯魚は同じく小さめを選びたいところです。

積極的に群泳する感じではありませんが、かと言って常に隠れているような臆病さはありません。

水面まで餌も食べに来てくれますし、いったん環境に馴染めば飼育も楽です。

深い緑の中で泳がせると非常に映える熱帯魚です。

ゴールデンハニードワーフグラミー

見た目の美しさ  
小型さ  
育てやすさ  
群泳のしやすさ  
おすすめ度  

ゴールデンハニードワーフグラミーはこれまで紹介してきた熱帯魚たちとは少し形が違いますが、熱帯魚の種類に変化をつけたい時にはピッタリです。

体高がありますので大きくは見えますが、体長でいえば4cmほどですので今回ご紹介する条件には当てはまると思い一覧に加えました。

なんと言ってもその鮮やかなイエローが目を惹きます。

オスはさらにヒレがオレンジ色に色付いて美しい姿になります。

ラビリンスとよばれる呼吸器官があるのがグラミーの特徴ですが、なんだかヒゲの様で愛嬌たっぷり。

そして独特の空中遊泳のようなゆったりした泳ぎも観ていてとても癒されます。

その為、他の熱帯魚よりも泳ぎが遅く給餌の際には必ず負けてしまいます。

コケのことを考えるとあまり餌をばら撒きたくないので少し厄介なポイントです。

その泳ぎの如く、他の魚に対しては我関せずなので混泳にもまったく問題はありません。

流通も多く、是非飼育してみていただきたい小型熱帯魚です。

最後に

如何でしたでしょうか。

どの種類も小さいけれどとても美しい熱帯魚たちばかりです。

そして比較的流通も多く手に入れすいものばかりですし、どの種類も性格が温和で混泳も問題ありません。

群泳をしやすい種類を選んで楽しむのも良いですし、飼い込むことによって美しい体色が出る魚を狙うのも面白いです。

とにかく選んだ熱帯魚の種類で水草水槽の雰囲気ががらりと変わりますので、どんな選択をするのか頭の中で想像するだけでも楽しいですよ。

皆様のご参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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