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【比較してみた】メダカを飼うなら屋外?それとも室内?【良い点悪い点】

2021年3月5日

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【比較してみた】メダカを飼うなら屋外?それとも室内?【良い点悪い点】

2021年3月5日

こんにちは!Mizukusa Newbie です。

今回はメダカについてです。

最初はビオトープのお供として飼いだしたメダカたち。

しかしそのキレイさや奥深さに魅了されてしまいすっかりメダカにはまってしまいました。

冬になりメダカも冬眠に入ったら続きは来年の楽しみにと思っていましたが、我慢できず水草水槽を立ち上げメダカを室内で飼うことにしました。

という訳でタイトルのように私が屋外飼育と屋内飼育を両方経験したことでそれぞれ分かったことやそれぞれのおすすめな場合についてお話していきたいと思います。

屋外で飼育して気づいたこと

とにかく水温に対して丈夫である

はじめてメダカを飼育して感じたのはとにかく水温に対して丈夫であるということです。

その小さな体では想像できませんでしたが、うっかり水温が上がって30℃半ばになってしまっても大丈夫でした。

30℃半ばといえばぬるいお風呂みたいなものです。

メモ

メダカの生存可能水温に関してはおおよそ2℃から40℃くらいまでとしてあることが多いです。なかには42℃としてある情報サイトもあります。

屋外で飼育している以上温度の上昇下降は正確にはコントロール出来ません。

もちろん置き場所を変える、日除けを掛けるなどの対策をするわけですが相手が自然ではどうしようもないこともあります。

一日中見張ってもいられませんし。

そういう面でも水温に対して丈夫であるということは屋外の飼育にとても優しいと言えます。

ココがポイント

とはいえメダカの快適な水温は20℃から28℃くらいと言われていますのでその範囲を目指して水温調節したいところです。

繁殖が容易である

メダカ飼育の醍醐味といえばなんといっても繁殖し増やすことが出来るということです。

例えば水槽で飼育している熱帯魚等も種類によっては繁殖可能なようですがメダカに比べるとグッと難易度は上がります。

その点メダカは極端に言えば条件が合えば放っておいても勝手に産卵、孵化してくれます。

ただ数を増やすためではなく、色や柄の良いものを選別し、さらにその特徴を強く引き継ぐ個体を増やしていくという楽しみも味わえます。

もっと詳しく

メダカの産卵の条件としては水温が20℃以上日照時間12時間以上といったものがあり、この条件を満たすのは4~9月頃になります。

睡蓮などの和風な水草ともよく合う

ビオトープに何を植えようかと考えたときに睡蓮や河骨(コウホネ)などのいわゆる抽水植物を植えようとお考えの方が多いはずです。

 水面に葉を浮かべ、可憐な花を咲かせる。

そんな水上の花を愛でる時、同じく上見が基本のメダカがうってつけです。

上見と横見

基本的に背中などに色や柄が出るメダカは上見が適しており、対照的に体の横に色や柄などが出て、さらに体やヒレの形を楽しむ熱帯魚は横見に適しています。とはいえヒレ長など横見でも見ごたえのあるメダカの種類も存在します。

落ち着いた色彩のメダカをチョイスすれば渋い和風ビオトープが完成します。

もちろん幹之メダカをはじめ、ラメの入ったキラキラ系のメダカでも間違いなくマッチします。

横見が基本の熱帯魚との大きな違いがここです。

外敵に気をつけなければならない

外で飼育するので外敵に狙われるリスクがつきまといます。

カマキリなどの昆虫、カエルなどの両生類、セキレイなどの鳥類と挙げ始めればきりがありませんが私が1番困ったのはヤゴです。

ヤゴとはトンボの幼虫のことです。

トンボが飛来してきて水中や植物に産卵し、いつの間にか水中で成長

生魚稚魚問わず捕食していくというなんとも厄介な存在

私も何度ヤゴを見つけて飼育容器をリセットしたかわかりません。

飼育容器に関してはネット等をかけて防止するなどの対策を講じることはできますが、水景を楽しむビオトープにはそのようなことはしたくありません。

まぁそのような自然の生態を含めてのビオトープということなのかもしれません

ちなみに猫は天敵になるという情報と、猫にはメダカは小さ過ぎるという情報があります。

どっちがホントなのか気になるところです。

急な天候の変化に気をつけなければならない

特に夏は急な夕立ちなど大量の雨が降ることがあります。

大量の雨が限られた水量の中に一気に混ざると、水質や水温が急激に変化し、メダカが体調を崩す原因になります

また水位が上がって水が溢れそのままメダカが外に流れ出てしまうなんてことも。

直接雨が当たらないところに設置したり、オーバーフローするように加工するなどの対策が必要になってきます。

洗濯物が濡れたくらいの慌てぶりとはわけが違います。

冬眠の時期はメダカを楽しむことが出来ない

メダカがもっとも活発に活動する水温は20℃から28℃という話は先ほどしましたが、それは地域差こそあれだいたい4月~10月くらいです。

水温が15℃を下回るころから活性が低くなり、10℃より下がれば餌はほとんど食べず、5℃以下になれば冬眠に入ります

冬眠に入ってしまえば覚めるまでは基本なにもすることがありません。

春まで待てるか、待てないかということです。

屋内水槽で飼育してわかったこと

世話が圧倒的に楽である

屋外で飼育してわかったことのデメリット部分は屋内水槽なら一発で解消です。

まず天敵に襲われることはほぼないと考えていいです。

水槽をひっくり返す可能性のある人間が一番の大敵でしょう。

水温もヒーター等を使用し一定に保つことが出来ます。

雨ももちろん降りませんので夕立もなんのその。

餌の量や水換え等基本的な世話も細かく管理することが出来ます。

なんだかメリットばかりな気がしますが、、、果たして。

メダカは群泳しない

幹之メダカをたくさん入れて水族館のイワシの群泳のような水槽にしたいという大きな野望を持ってはじめた屋内飼育。

ところが、メダカって全然群泳してくれないんですね...泣

そんなの当たり前だと笑われることでしょうが、ある程度の数を入れればそれっぽくなるものだと思っていました。

メダカの生態

メダカは縄張り意識が強い魚で、水槽に対して飼育数が少ないときによく強いメダカが弱いメダカを追いかけます。そして基本単独行動です。

そういえばビオトープの時もそうでしたっけ。

見ていてちょっと切なくなります。

ゆったりと水槽を鑑賞することが出来ません。

かと言って沢山入れすぎるとそれはそれでメダカのストレスになるようです。

ストレスでヒレをたたんでしまう個体もいました。

他の水槽に移したら治りましたが。

ココに注意

人間と同じでストレスにより病気にかかりやすくなったり餌を食べなくなってしまったりするのでよくよく観察することが重要です。

さらに過密にすればするほど水の汚れも早くなり病気や水槽内のコケのリスクも高まります。

ちょうど良い数を探るのに結構苦労しました。

上見のほうがキレイに見える

もちろん横見でも十分にキレイなんですが個人的には圧倒的に上見のほうが良いと思います。

例えば鉄仮面とよばれる尾びれから口先まで体外光が伸びた幹之メダカ

横見でもその光の反射を楽しむことはできますが、うろこ一枚一枚が醸し出すそのなんとも言えない魅力は味わえません。

体にラメの入ったメダカ。

横見でもラメだなとは認識できますが、怪しく光るその美しさまでは堪能できません。

水槽内だってメダカを上から見ることはもちろん出来ますが、水槽台や高いところに設置することの多い水槽を長時間上から見るのも骨の折れる話です。

じゃあ、メダカが水槽の下を泳ぐときを横から狙えばいいじゃんとなりますが基本的にメダカは上層部を泳ぐ魚ですのであまり下を泳いでくれません。

やはり水槽で楽しむには群泳をしてくれ横見がキレイな熱帯魚に分があると思います

逆に病気や元気のない個体は確認しやすい

ビオトープだと水草や石などに隠れてしまったり、見えたとしても上からしか魚体が確認出来ないため病気の発見が遅れる場合があります。

ところが水槽なら全体をよくよく観察することが出来るために病気や弱っている個体を発見しやすいです。

そもそも温度や水質が一定だからでしょうか、屋外飼育の時よりも病気になる個体や☆になってしまう個体が少ないです。

今水槽内にいるメダカたちは去年生まれた子ばかりですが、皆元気に成長しています。

成長と言えば...

成長スピードは遅い

狭い水槽内ではメダカに限らず魚はその水槽に合った大きさにしか成長しないそうです。

さらに数が多ければスペースも狭まりさらに成長は緩やかになります。

そして、水草水槽にしている私は餌をかなり少なくしています。

何故なら水草水槽の一番の天敵であるコケは魚が食べきれなかった余った餌の栄養素が溶け出し蓄積することが一番の原因だからです。

ですので水槽飼育にしてからは1日に1回、ホントに少しの量を与えるようにしています。

それではかわいそうだという気もしますが、水槽内には他にもバクテリアなどの食べるものもありますし、人工飼料は高カロリーなので大丈夫です。

ちなみに屋内の水槽で繁殖を狙うのであればこれでは足りないのでバンバン餌を与えないといけません。

もっと詳しく

繁殖時には飽和給餌といって回数、量ともにいつもより多めにしてメダカの体力を付けてあげます。

しかしこれを水槽でやるには濾過能力の強化や水換えの頻度を多くするなどの対策が必要になってくるでしょう。

ちなみに成長が緩やかなことや環境が一定であることが要因ではないかと思われますが、自然界で1年半~2年といわれるメダカの寿命ですが、室内飼育環境下では3,4年生きる個体も珍しくないそうです。

懐いてくれる

これは果たして懐くと言っていいのか?

水槽の前に行くとなんだかざわざわとガラス面に集まってきます。

餌を入れている瓶を持つと今か今かと大騒ぎです。

これはただ餌をくれる人という認識なのか、それとも少しは懐いてくれているのか。

ただトリミングなどで手を入れても逃げませんし、むしろ寄ってきて少し邪魔なくらい。

前向きに考えて懐いてくれているとしたいと思います。

そう思うと余計に愛らしく思えるのでした。

それぞれにおすすめな場合まとめ

という訳で以上の点をふまえると私的にはメダカを楽しむなら圧倒的に屋外飼育なのかなと思います

とりわけ横見が基本の水草水槽という観点からみた生体としてはメダカはあまりふさわしくないのかなと感じています。

もちろん十分にその魅力を味わうことも出来ますし、飼育自体はとても楽ですのでメリットもたくさんあります。

何より餌欲しさに寄ってくる姿を近くで見ることができるのは飼い主冥利に尽きます。

しかしメダカ自体がもつ、上見で一番そのキレイさがわかるといった特徴や、適応水温がとても広いといった恩恵をおおいに得ることができるのは屋外飼育やビオトープです

そして何と言ってもメダカを楽しむ醍醐味は繁殖にあります

メダカは誰でも容易に孵化させることが出来るためどうしても飼育数が増えていきます。

また良い柄や色の個体を選別したいと思えばさらにたくさんの数になることでしょう。

実際私も最終的には10個以上の飼育容器が並んでいました。

これを屋内で実践するにはかなりの労力とコストを要することだと思います。

という訳で私なりに屋外飼育と屋内飼育に向く場合をまとめると次のようになります。

屋外水槽がおすすめな場合

  • メダカの上見を含め、ビオトープなどを楽しみたい方
  • 繁殖を楽しみたい方
  • 屋外にそれなりの飼育スペースを確保できる方
  • メダカに関して冬場は自分も冬眠できる方

屋内水槽がおすすめな場合

  • 冬場もメダカを楽しみたい方
  • 基本繁殖は考えていない方
  • 水槽や濾過装置、ヒーターなどのコストを気になさらない方
  • 室内にスペースを確保できる方

メダカをどちらで飼おうかお悩みの方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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