レイアウト制作記 水草水槽

ネイチャーアクアリウムに挑戦⑥~紆余曲折あるもようやく完成編~【初心者の水草水槽】

2022年10月6日

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ネイチャーアクアリウムに挑戦⑥~紆余曲折あるもようやく完成編~【初心者の水草水槽】

2022年10月6日

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こんにちは!MizukusaNewbieです。

初心者の私がネイチャーアクアリウムに挑戦するこのシリーズ。

前回は陰性水草の調子が悪くなり、あの手この手を使って何とか盛り返そうと奮闘するも結局どれも上手く行かなかったのが、水の流れを考えることで劇的に改善したというお話でした。

前回の記事
ネイチャーアクアリウムに挑戦④~絶不調から試行錯誤でなんとか盛り返す・前編~【初心者の水草水槽】

60cm水槽で初めてのネイチャーアクアリウムに挑戦!第4回目の今回は絶不調に陥ってしまったこの水槽を、あの手この手で復活させる過程のお話前編です。

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第6回目の今回はいよいよ完結編。

当初目指していた水景を果たして完成させることは出来たのでしょうか。

完成した水景がこちら

水槽 60cm規格水槽
照明 ADA・ソーラーRGB
CO2 約1秒に1滴
ろ過フィルター ADA・スーパージェットフィルター・ES‐600
低床 ADA・ラプラタサンド
固形肥料 なし
 液肥 ADA・グリーンブライティ・ニュートラルK
  ADA・グリーンブライティ・ミネラル
GH 3~4
PH 6.5~7
水温 23~24℃

前回からの変更点など

低床を化粧砂にしました

繁茂するコブラグラス

コブラグラスやシペルス・ヘルフェリーなどの陽性水草を植栽していましたが、全面的に化粧砂に変更しました。

ソイルは使用している中でどうしても劣化してきます。

必要な栄養素は抜け、余分な栄養を吸着する能力も無くなります。

水面をたなびくシペルス・ヘルフェリー

粒が潰れて泥状になり、水を汚す原因にも。

ソイルの入れ替えという手もありますが、ここは長期維持とイメージチェンジを狙って総入れ替えを選びました。

化粧砂はソイルと違い劣化することがありませんので半永久的に使用することが出来ます。

ADA・ラプラタサンド

またソイルよりも色味が明るいので水景が爽やかな印象になります。

今回使用したのはADAのラプラタサンド。

白くてキメの細かい美しい化粧砂です。

凹型構図をやめて三角構図にしました

さらにイメージチェンジということで凹型構図から三角構図にチェンジしました。

水草水槽でどちらかと言えば多く用いられるのは凹型構図です。

構図的にメリハリがつけやすく、植栽の割合が増えるので見た目も豪華な印象になります。

逆に三角構図や凸型構図はより空間が出来るのでスッキリとした印象の水景を作ることが出来ます。

ただし配置等をよくよく考えないとバランスが悪くなってしまいます。

メインの流木がちょうど三角構図に合いそうなのもあって、思い切って変更してみました。

陽性水草をやめ陰性水草のみに

ソイルから全面化粧砂に変更したのに伴い陽性水草の植栽をやめました。

長期維持ということを考えるとやはり成長の早い陽性水草よりもゆっくり成長する陰性水草のみの方が適しています。

もちろん化粧砂でも育つ陽性水草もありますが、やはりソイルのようにはいきません。

CO2や肥料の添加量も格段に減りますのでお財布にも優しいです。

もしまたイメチェンしたい時には敷分けにするという手もあります。

陰性水草のみの場合は富栄養素にならないように気を付けます。

ネイチャーアクアリウムに挑戦してみてわかったこと

究極の癒しを得ることが出来る

まさにネイチャーアクアリウムの醍醐味はこれに尽きると思います。

水槽という限られた中に凝縮された自然感。

水草が青々と茂り、水流でそよそよとたなびきます。

光合成によって出た無数の気泡が水中を漂い、その中を美しい熱帯魚たちが気持ちよさそうに泳ぐ。

そんな水景を観ながらぼーっとしても良し、ゆったりとコーヒーやお酒を飲んでも良しと、これ以上ない至福の時間を過ごすことが出来ます。

お家に居ながらにしてそれを楽しむことが出来るのが一番のメリットです。

導入のハードルは少し高いが一通り揃えたら後はランニングコストのみ

水槽はもとよりフィルター・照明・CO2関連機材等、最初にある程度器具を揃えなければならないので初心者にとっては導入自体のハードルは少し高く感じます。

ただし水槽も寿命があるとはいえ丁寧に扱えば5~10年は余裕で持ちますし、その他の器材は一度導入すればパッキン等の交換で済むものが多いです。

あとはCO2ボンベ、肥料などのランニングコストがかかるだけです。

次から次へと出てくる新しい器材を導入したくなったりもしますが、基本的に必要なものは変わりませんので、設備さえ整えば長く続けられる趣味になります。

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水換えなどはルーティン化すれば煩わしくない

水草水槽を美しく保つ為には定期的な水換えが欠かせません。

ところが最初はこの水換えが大変に思えます。

重たい水の入ったバケツを何度か運んでは往復しなければならないからです。

またガラス面、パイプ類の掃除等のメンテナンスもあります。

これらが正直面倒くさいと思うこともありますが、だんだんとルーティン化してきて日常の一部になればそれほど煩わしく無くなってくるから不思議です。

何よりも新しい水になってイキイキとした水草や熱帯魚の姿、掃除後のキレイになったガラス類を見ているとそんな苦労も忘れさせてくれます。

最初は小さいながらも本格的な水草水槽を楽しむことも出来る30cmキューブ水槽がおすすめです。

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水草や熱帯魚に対する理解が深まるのは楽しい

水草はそれこそ覚えきれないくらいに多種多様です。

陽性水草、陰性水草に前景草、中景草、後景草。

緑色から黄色、ピンク、真っ赤に燃えるような赤色まで。

場合によっては水に浮かぶ浮遊水草やオープンアクアリウムとして観葉植物を使用することもあります。

それらを育てる楽しみ、理解を深めていくのも醍醐味の一つです。

また同様に熱帯魚もとても覚えきれないくらいの沢山の種類が存在します。

形、大きさ、色、柄など様々な種類の熱帯魚の中から、自分の目指す水景に合うものを選ぶ楽しさ。

慣れてくると水槽に近づけば寄って来るようにもなり、とても可愛らしく思えてきます。

その種類特有の好みの水質や、気性などを考えながら育てていくのも同じく水草水槽の醍醐味といえるでしょう。

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最後に

ネイチャーアクアリウムの素晴らしさは筆舌に尽くしがたいです。

なんといってもお家で手軽に美しい自然を楽しむことが出来るのが醍醐味。

是非、一度お試しになってみてください。

必ずやその魅力に取りつかれてしまうこと間違いなしです。

どうか日常生活の中に最高の癒しの時間を!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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