こんにちは!Mizukusa Newbie です。
言わずと知れた水草の育成に必要不可欠なCO2の添加。
主流なのはボンベを用いた添加方法で私もメインの水槽で使用しています。
一方、小型水槽においては発酵式を採用しています。
それぞれにメリットやデメリットがある訳ですがこの発酵式のよいところは安い、かんたん、手軽といったところ。
そして一番は何と言っても自分で作ることが出来るという点です。
今回はそんな発酵式CO2添加装置の中身を自作する方法についてのお話です。
CONTENTS
最初に使用したのはGEX 発酵式水草CO2スターターセット
発酵式CO2添加がこれさえあればすぐに始められる GEX 発酵式水草CO2スターターキット。
専用ペットボトル、キャップ、エアーチューブ、ディフューザー、ベースパウダー、酵母 etc。
至れり尽くせりのこのセットですが私が選んだ理由は専用ボトルとディフューザーがかっこ良かったからです。
ただ単に自作するということなら普通の炭酸飲料のペットボトルや一般的なエアストーンを使っても出来るのですが、繰り返し使用することや、どうせならオシャレなものをということで購入。
使用開始からどのくらいもつのか
使用目安には室温26℃の使用環境下で約1ヵ月とあります。
夏場の暑いときでしたらもう少し短く、冬の寒い時期はもう少し伸びるようです。
室温15℃以上でご使用くださいとのこと。
ちなみに私の場合、最低気温が一桁台の寒い時期で1ヵ月ちょいでした。
詰換用パウダーもあるがここは自作でいきます
GEX から交換用の詰め替えパウダーも売っていますが、器具はそのまま使用して中身は自作することにします。
交換用の詰め替えパウダーのセット内容としてはベースパウダー・酵母とありますが、その代わりに砂糖とイースト菌を準備。
メモ
発酵式CO2とは、糖類をイースト菌などの酵母を用いて発酵。アルコールと二酸化炭素に分解させて二酸化炭素を取り出す仕組み。
ちなみに発酵した際に生じるアルコール分がバクテリアを活性化させるという副産物的なメリットもあるそう。
理科の実験みたいでおもしろそうということも私が自作を選んだ理由です。
詰め替え用はこちら。
それでは実際に交換スタートです
先ずは諸準備から
発酵が終わったといっても中身はそんなに減っていません。
0.5センチほど水位が低くなったかなという程度。
ペットボトル側のチューブを引き抜くと、プシュッという音と共に独特の甘ーい香りのアルコール臭がします。
お酒の弱い方は要注意です。
ペットボトルとキャップを丁寧に洗います。
購入したもの
まずはベースパウダーに充当するもの、砂糖です。
普通の上白糖で十分だそうですが、少し奮発してグラニュー糖に。
上白糖ですと塊が出来てしまい、漏斗を通すときに引っかかって厄介なのですが、グラニュー糖だとサラサラなのでそういうことが起きずに便利です。
そして酵母になるパン用のドライイースト。
発酵を緩やかにする重曹(タンサン)。
レジの人はきっとパンでも焼くのだと思ったことでしょう。
漏斗、量り、計量さじは百円均一にて。
これだけで何回か分になると思えばやはりコスパは高いと言えますね。
配合開始
先ずはグラニュー糖を100グラム、漏斗を使ってボトルに入れます。
そして40℃のぬるま湯を300ml入れ1分間振ります。
何故1分間なのか、その根拠はわかりかねますが最初にキットを使用した際の手順を踏襲しています。
さらに私の場合×2ですので両手にペットボトルを持ち、ひたすらシェイク。
Apple Watch のムーブリングがググっと進みなんだか得した気分。
ここでドライイーストを1グラムほど投入します。サイトによってはここで混ぜるというところもありますが、GEX流に混ぜずにおきます。
夏場は発酵が進み過ぎないよう塩や重曹を入れるようですが、冬場は無くても可とのことなので入れないことにしました。
もし具合が悪ければ後入れオーケーだそうなので。
そして蓋をしてチューブを接続、発酵を待ちます。
夏場なら1時間もあればCO2が発生するそうですが、冬場は3,4時間かかることもあるそうです。
出ないからといって振ったりしてはいけないそうですのでじっと我慢です。
出てきましたよCO2が
私の場合、強制的に保温して発酵を促進しているため1時間半ほどでCO2が出てきました。
それも結構な量です。
あまりにもコントロールが難しいようでしたら重曹を足そうと思いますがしばらくこれで様子を見ようと思います。
ここで問題発生。
サブ水槽②号側の気泡の出方が思わしくありません。
キャップ辺りをくんくんするとなんだか甘ーい香りが。
これは多分隙間から漏れているなということでジョイント部分に水道管用のシールテープを巻きました。
すると無事①号と同様の気泡が出てくれるようになりました。
これでひと先ずは成功ですね。
最後に
あとはこれがどのくらいもつのか、以前のようにある程度量をコントロールすることは出来るのか。
ボンベ式CO2添加に比べればはるかに面倒なことの多い発酵式ですが、これはこれで面白いというか自分でやった充実感が味わえます。
これから発酵式をお試しになられる方の参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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