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かんたんな敷き分けレイアウトを45cm水槽でやってみる~前編~【ネイチャーアクアリウム】

2022年1月10日

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かんたんな敷き分けレイアウトを45cm水槽でやってみる~前編~【ネイチャーアクアリウム】

2022年1月10日

こんにちは!MizukusaNewbieです。

水草水槽で是非挑戦してみたいレイアウトに敷き分けがあります。

化粧砂に分類されるサンドグラベル等と、水草を植えるソイルを同一水槽内で敷き分ける技法で、単一種類の底床を使用した場合とまた違った自然感を演出することが出来ます。

これには化粧砂とソイルが混ざらないようにしたりと多少のテクニックが必要になってきます。

今回はあまりそういったテクニックが必要のない比較的かんたんな敷き分けレイアウトを45cm水槽を使って作成していきたいと思います。

今回使用する器材

水槽はアクロ・スーパークリア

ペット用品販売大手charmのオリジナルブランドであるアクロから発売されている45cm水槽です。

今回はその中でもスーパークリアというさらに透明度が高い製品をチョイスしました。

実際にノーマルの水槽と並べてみると雲泥の差です。

透明度で言えばADAのキューブガーデンと何ら遜色ありませんし、シリコンの処理もとてもきれいです。

ただしお値段もノーマルの倍近くとこちらも雲泥の差。

ここはキレイさをとるかコストをとるかの問題になりますが、スーパークリアの美しさは使用する価値大です。

こちらがノーマルタイプ。

LEDはchihiros・WRGBⅡSLIM

最近アクアリウム界でとても人気のchihiros・WRGBⅡ

スマートフォンにダウンロードした専用アプリから、タイマー制御はもちろん光の強さ・色の細かい調整までできる次世代水槽用LED照明です。

今回はその廉価版であるWRGBⅡ・SLIMを購入しましたので使用したいと思います。

廉価版といってもRGBチップを30個搭載、ルーメンで言えば1800lmと一般的な45cm用LEDと比べてもかなりのハイスペック。

はたして水草の育ちはどうなのか、生体はキレイに観せてくれるのか。

こちらもとても楽しみです。

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外部式フィルターはエーハイム・2213

45cm水槽にはエーハイム2213が対応しています。

私が使用してきたこれまでの実績からもとても使いやすく、丈夫で、ろ過能力も高い安心の外部式フィルターです。

エーハイム2213についてはこちら。

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使用する素材など

黒枝流木

文字通り黒色の流木。

サイズも30cm水槽から45cm水槽くらいにちょうど良い感じ。

水に沈めているうちにさらに黒味が増して渋い印象になります。

アクもそこまで出ないので特にアク抜きなどは行っていません。

横に這うものを1本、真上に伸びるものを1本の計2本を使います。

溶岩石

溶岩石は水草水槽にはとても重宝する素材です。

軽い安い、水質にあまり影響を与えない、多孔質な為バクテリアが定着しやすいなどなど。

このようなセットを買えば大小さまざまな石からすきなものを選びながら使用することができます。

おすすめは少し多めに購入すること。

その方が選択肢も増えますし、溶岩石は余っても困らないくらい使い勝手がよい素材です。

レイアウト開始

まずは仮組みしていきます

今回は大きめの溶岩石を親岩にして、その上に流木を載せた三角構図でレイアウトしたいと思います。

右側は低めの岩で高低差を付け、さらに斜め奥に向かって配置することによってなるべく遠近感を出します。

そうすることによって狭い45cm水槽をどれだけでも広くみせたいと思います。

敷き分けレイアウトをする際、ウールマットを下に敷く方法と何も敷かない方法がありますが、今回は下の隙間を埋めやすい前者でいきます。

岩をウールマットの上に置くことで下部の凸凹が埋まり、後ろからソイルが流れ出てこないようにすることが可能です。

良い感じに収まったのでこの配置で決定です。

ソイルとサンドを敷いていきます

水草を植栽する後方にはソイルを敷きます。

ソイルは毎度おなじみJUN・プラチナソイル・パウダーです。

初心者にも使い易い吸着系のソイルで値段も安く、粒も崩れにくくとても人気のソイルです。

ただし水草を育成するための栄養が少なめなので、ある程度の高さにソイルを敷いたところでこちらもおなじみテトラ・イニシャルスティックをパラパラと撒きます。

水草の育成に必要な様々な栄養素を含んだ固形肥料です。

特に低床からの栄養補給を多く要求する前景草を育てるときは立ち上げ初期の添加はもちろん、少し成長が遅くなったと感じたら追肥すると有効です。

ただしこちらは規定量よりも少なめに入れた方が無難です。

何故ならばこの規定量はドイツ本国での水質に合わせてあるそうだからです。

ドイツと比較してかなりの軟水である日本ではそこまでカリウムを必要としませんので、最初は少しから始めて適宜追肥するか液肥で補給するようにします。

その後イニシャルスティックに被せるようにさらにソイルを足し、均していきます。

次に前面に砂を入れていきます。

今回使用するのはこちら。

GEXから発売されているこのシリーズは水洗いが不要ということで立ち上げ時の余分な手間が省けて助かります。

私がいつも使っているパウダータイプではなく粒の大きなものを選びました。

粒の大きいものの方がプロホースなどで掃除をする際に一緒に砂まで吸いとってしまうことが少なくなります。

ソイルと砂を敷き終えた図。

化粧砂には水草を植えませんので1cmほどの厚みで十分です。

どちらかというと薄いほうがカッコよくきまります。

45cm水槽半分で約1袋半使いました。

こういう粒の大きい砂は洗って再利用が出来るのも魅力です。

水草を植栽していきます

今回は赤系の水草がメインで緑系の水草と陰性水草も使用した水景にしようと思っています。

赤系水草としてルドウィジアsp.スーパーレッドロタラマクランドラロタラワリッキーロタラインディカを植栽。

草姿が単調にならないように葉が大きいもの、線のように細いもの、その中間のものをバランスよく選択しました。

三角構図の高い部分を担います。

緑系の水草としてハイグロフィラ・ポリスペルマクリプトコリネ・ウェンティーグリーンヘアーグラスエリオカウロン・ソーシャルフェザーダスターエキノドルス・テネルスを植栽。

ヘアーグラス多めで爽やかな草原を作ります。

これらは三角形の低い部分を担当。

溶岩石に活着させる陰性水草はアヌビアスナナ・プチミクロソリウム・ナローブセファランドラsp.ブラウニーアイリスをチョイス。

今後全体のバランスを見ながらモス類を活着させていこうと思います。

水草の植栽のポイントとしては、写真のように水をちょうど浸るくらいまで入れると浮力がかからずに植えやすいですよ。

各器具を設置し注水します

ソイルの漏れもなく敷き分け成功です。

この砂は爽やかな色でとてもいいですね。

商品説明通りに濁りもほとんど出ませんでした。

あれれ、流木が浮いています。

このようにまだ水が十分に沁み込んでいない黒枝流木は普通に浮いてきます。

しばらくすればちゃんと沈みますし、もしレイアウト的に沈めておかないとまずい場合は重石を載せたり、接着剤でくっ付けるという方法もあります。

それにしてもchihiros・WRGBⅡ SLIMはいいですね。

ロタラマクランドラの赤がホントに鮮やかに出ています。

熱帯魚を入れたときにどんな発色をするかとても楽しみです。

最後に

さて無事に植栽までが終わりました。

この後水質チェックをしながら生体の投入。

さらにはトリミング、差し戻しをしながら当初思い描いていた水景に近づけていきます。

果たしてどのようになっていくのか、水草水槽の立ち上げはいつもワクワクドキドキです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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