【水草図鑑】アヌビアスナナ・プチは小型水槽＆初心者にとってもおすすめ！【陰性水草】

こんにちは！MizukusaNewbie的水草図鑑。

今回ご紹介するのは陰性水草の代表格アヌビアスナナの小型種”アヌビアスナナ・プチ”です。

成長してもそこまで大きくならず、成長も緩やかなので小型水槽にピッタリ。

CO2の添加も絶対に必要ではなく、丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめの水草です。

艶のある深いグリーンの丸い葉が水景をグッと引き締めてくれます。

育成環境データ

アヌビアスナナ・プチの活着方法

購入したばかりのアヌビアスナナ・プチ

アヌビアスナナ・プチは活着系の水草ですので、流木や石などにビニールタイや専用の糸、木綿糸等を使って括り付けます。

今回は表面がザラザラしていて活着に適した溶岩石の上に、最もかんたんな方法であるビニールタイを使った方法をとります。

葉と葉の間にビニールタイを通します

このようにアヌビアスナナ・プチを石の上に乗せて、茎をビニールタイで括り付けるだけ。

ポイントはグラグラしないようにしっかりと留めること。

長めの茎を留める際などは適宜留める箇所を増やしましょう。

アヌビアスナナ・プチに限らず活着系の水草は茎が安定した状態の方が成長が早いように感じます。

あとは活着用の根が出てきて石とくっついてくれます。

育成のポイントや注意点

活着させてから３ヶ月経過時。

30ｃｍキューブ水槽にはちょうど良いボリューム感で育っています。

陰性水草全般に言えることですが、成長が遅い分コケにやられる可能性が高くなります。

私の場合少し多めにヤマトヌマエビを入れていた結果、コケの被害には遭っていません。

もしコケにやられたとしても”アヌビアスナナ・プチ”はとても丈夫な水草ですので、木酢液などを直接塗布するなどした対処方法をとれるのもありがたい点です。

CO2の添加は必ずしも必要ではありませんが、キレイに育てるためには添加をした方がよいでしょう。

一時期添加をしなかった時期があったのですが、葉の艶や成長スピードに差がはっきりと出ました。

水槽用スポイトはこういう時にもとても便利です

これもミクロソリウムなど陰性水草全般に言えることですが、根元に糞やゴミが堆積すると調子を崩してしまいます。

根元は常にキレイにしておきましょう。

私はスポイトで水を送ってゴミを吹き飛ばしています。

水換え時には低床と併せて根元の掃除をすることを癖にしておくと良いでしょう。

大きくなったら株分け＆古い葉をトリミング

活着から６か月経過時。

茎が随分と太くなってきました。

草姿全体も大きくなり、葉も込んできたのでそろそろ株分けと古い葉のトリミングをします。

葉が数枚残るようにしてハサミで茎を切ります。

こちらは株分けをしたアヌビアスナナ・プチ。

今まで活着していた根や、すでに伸びてしまった根は次の活着の際には役目を果たしませんので元から切ってしまったほうが見た目もキレイです。

後は再び石などの素材に括り付けて活着させるだけ。

また大きくなったら再び株分けをする。

この方法でどんどんと増やしていくことができます。

なるべく茎に近いところでカットします

古くなって枯れた葉やコケのついた葉、込みいっている葉をトリミングしていきます。

枯れてしまった葉は水を汚す原因になりますし、適度に間引くことによって新芽の成長を促すことが出来、再びキレイなアヌビアスナナ・プチを楽しむことが出来るでしょう。

アヌビアスナナ・プチについて

鮮やかな熱帯魚との相性も抜群です

”アヌビアスナナ・プチ”は店頭でもネットショップでもかんたんに入手することが出来ます。

コケにさえ気を付ければとにかく丈夫な水草ですので初心者でも育てやすいです。

例えば同じ陰性水草の代表格である”ボルビティス・ヒュディロッティ”や”ミクロソリウム”などは”シダ病”と呼ばれる葉が茶色く枯れていくという特有の病気になりやすく、育成に少しコツが要ります。

その点”アヌビアスナナ”類はそういう病気に気を付ける必要がありません。

CO2の添加が必ずしも必要ではないという部分も初めての水草に最適。

大きくなりすぎず成長も緩やかなので小型水槽との相性もバッチリ。

陰性水草ですので栄養に関してもそこまで要求しません。

むしろコケの予防のためにも肥料はあまり入れすぎないようにして貧栄養素下で育てることをおすすめします。

艶のある深いグリーンの丸葉は水景の中でとても涼しげに美しく映えてくれます。

要所にポイントで使っても、全体にふんだんに使ってメインにしても素敵な水景を作ることが出来るでしょう。

とにかく使い勝手が抜群に良いとてもおすすめの水草です。

最後までご覧いただきありがとうございました!