こんにちは!Mizukusa Newbie です。
さてタイトルにあるように今回はGEXより発売されています、CREAR LED POWER X 2030 についてのレビューです。
あえて30cm以下ではなくて、未満とさせていただいた訳も詳しくお話したいと思います。
CONTENTS
GEX CREAR LED POWER X 2030 のスペック
クリアLED POWER X 2030[幅20~30cm水槽用]白1色 薄型LED
ハイパワー 薄型LED! スライド式 幅20-30cm水槽用。水景を美しく見せる演色性Ra87。従来品のように青・赤・白色LEDで作り出す人工的な白色ではなく、白色LEDだけで演色性Ra87を実現。色温度8,000Kによる自然でさわやかな光が、魚や水草を美しく見せます。水槽との一体感を楽しむ薄型アルミボディは薄さ8mmのフラットデザイン。脚ゴム付なので、ライトリフトを外して、水槽フタの上に上にLEDを直置きすることも可能。明るさ約2倍(当社従来比) 300ルーメン。高輝度SMD LEDを採用、従来のスポット照射と違い、照明角度120度で水槽の奥行き全体まで明るく照らします。
JANコード 4972547032355 本体サイズ 約幅19.5×奥行7×高さ0.9cm 適合水槽 幅20cm〜30cm(リフト使用時) 消費電力 5.5W 本体コード長 約1.0m(中間スイッチ付) 個装サイズ/重量 幅7.8×奥行5.8×高さ25.6cm/320g 標準小売価格 6,500円+税 出典:GEX公式サイトより
となっております。
では項目に分けて順を追ってレビューしていきたいと思います。
薄型&アルミ製の本体はソリッドブラックで見た目もクール
薄型LEDと謳っているだけあってホントに薄々です。
薄さが0.8cmというのが驚き。
アルミ製の本体は非常に軽いのですが手にとると強度も十分あり、踏んづけたりしなければ折れちゃうという心配はなさそうです。
外観は至ってシンプル。
ブラックアルミのソリッドな質感、そしてGEXのロゴだけという男らしい見た目。
ただし、ブラックであるがゆえにホコリが目立ちやすいのと、手の脂も同じく目立ちます。
また、エアレーション時の飛沫が白く結晶化しますのでのでこまめに拭いてあげることが肝心です。
リフト部分は黒味のかかった透明なプラスチック製でクールな印象。
高さは約3cm。乗せた状態では水槽内に手は入れられません。
このリフトを縮めたり伸ばしたりして水槽のサイズに合わせるわけですが、節度も硬すぎず緩すぎず。
持ち上げたらずれるということもないです。
POWER Ⅹ 2030 はその名の通り20cm水槽から30cm水槽まで対応しています。
25cm水槽と30cm水槽に乗せた時の比較がこちら。
25cm水槽はジャストサイズ。
30cmはというとちょっと本体部分が小さく見えませんか?
さらにはリフトをたくさん伸ばすために若干真ん中が下がってしまいます。
タイトルに”30cm未満の水槽におすすめ”と書いたのはこれが1番の理由です。
カッコよく水槽に乗せたいのなら20から25cmの水槽までがよろしいかと思われます。
本体はとても軽く、発熱もさほどなし
本体は160グラム弱というところです。
そして照射開始から8時間経った状態で本体に触っても発熱はさほどありません。
ずっと持っていられるレベルです。
ちなみに私はメイン水槽の45cm水槽には POWER X 4050 を使用していますが、あちらは結構な発熱具合です。
ずっと手に持っているのはちょっと厳しいかなという感じです。
まぁ両者は光量が全然違いますので単純に比較はできませんが、とにかく安全面でも安心して使用できます。
電源アダプターもスリムで干渉なし
たくさんの電源を必要とする水草水槽。
必然的に電源タップを使用する頻度も高くなります。
そうなると困るのが電源アダプターが大きくて隣と干渉してしまうこと。
POWER X 2030 は電源アダプターもスリム形状でその心配はありません。
電源コード長は約1メートル。本体から60センチほどのところに中間スイッチが付いていますが、こちらは節度よくオンオフを切り替えられます。
普段はタイマー使用であまり使用することはありませんが。
さらにそこから20cmほどのところにジャックがついていて、本体側のコードと、電源アダプター側のコードに分けることが出来ます。
てかコード長約1メートルどころか実際全体で2メートル以上ありますよこれ。
長いほうが便利ですけどね。
演色性Ra87、色温度8,000K、明るさ300ルーメン。
演色性について
演色性とは照明で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標。
この値が100に近いほど自然の光、つまり太陽光に近い光を再現していろということになります。
この値が87であるということはどんな感じなのかは比較写真で判断していただくしかありませんが、白すぎず黄色過ぎずいい塩梅で気に入っています。
色温度について
色温度とは、太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のこと。
自然光などの朝日や夕日の色温度はおよそ2000K、太陽光は 5000~6000K、電球色の蛍光ランプが約2800K、昼白色の蛍光ランプが約5000K、昼光色が約6500Kだそう。
じゃあ8000Kどうなの?って話ですがこれも写真で判断いただくしかありません。
ルーメンについて
ルーメンとは、すべての方向に放射される「光の明るさの量」を表す単位で、数値が大きいほど明るくなる。
水草を育てる上で大事なのがこのルーメン、光束量です。
30cm水槽で本格的にロタラ等の陽性水草や前景草を使った水草水槽にするにはおよそ700ルーメン必要とされています。
じゃあ300ルーメンの POWER X 2030 は全然じゃんとなりますが、私の場合25cm水槽に前景草としてキューバパールグラスを植えていますが、しっかりと匍匐して育っていますし、ルドウィジアオバリスもちゃんと色付いてくれています。
25cm水槽なので高さが30cm規格水槽より4cmほど低いということも関係しているでしょう。
高さが低い分それだけ底に届く光が強くなりますので。
30cm水槽だったらひょっとしたら2灯体制でないと光量を必要とする水草は上手く育たないかもしれません。
だったらルーメンの強いほかのLEDのほうがいいよねってことになるので、30cm未満におすすめという理由2つ目です。
照明角度120度で水槽の奥行き全体まで明るく照らす
意外とこれは重要な点です。
流木や石などの光を遮る素材の配置によっては照明を前にずらしたり後ろにずらしたりという状況が発生します。
実際私の水槽は真ん中に照明を設置すると、前景に植栽しているキューバパールグラスに流木が邪魔して上手く光が届きません。
ですので中心より前側にずらして設置しています。
その状況でも後景の水草にしっかりと光を届けてくれています。
ちなみ水草水槽では蓋をすることはあまりないと思います。
ココがポイント
水草水槽では蓋をすることは推奨されていません。何故なら透明なガラスとはいえ光を反射してしまう為光量が減ってしまい水草の成長に支障をきたすからです。どうしても生体の脱走を防止したい場合は水位を低くするなどの防御策をとりましょう。
それでも脱走防止の為や生体メインの水槽にされる方は蓋をされるかもしれません。
POWER X 2030 は本体に脚ゴム付きなのでリフトを使用せずに直接蓋の上に設置することが可能です。
その分高さが減り照射位置も下側にずれますが、きちんと隅々まで明るく照らしますので大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
GEX POWER X 2030 はとにかく薄くて軽くてスタイリッシュ。
水槽周りをクールに決めたい方にはピッタリの照明です。
ただし、やはり30cm未満の水槽がおすすめです。
サイズ感・スペック的にも30cmで、さらには水草水槽で使用する場合は違う機種も検討されたほうが良いかもしれません。
とは言え長所も沢山ある素晴らしい商品には違いありませんので、ご参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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