こんにちは!MizukusaNewbie的水草図鑑。
今回ご紹介するのはありとあらゆる水景にマッチしつつ、さらには自然感をグッとあげてくれる中景草の雄、ブリクサショートリーフです。
水草水槽にとても使い勝手がよく、私自身ヘビーユースな水草です。
CONTENTS
育成データの一例
水槽 | GEX Glassterior AGS-OF450- |
照明 | GEX POWERLED X 4050で8時間 |
CO2 | 約1秒に1滴 |
ろ過フィルター | オーバーフロー式 |
低床 | JUN・プラチナソイル・パウダー |
固形肥料 | テトラ・イニシャルスティック |
液肥 | トロピカ・茶液 |
GH | 3 |
PH | 6.5~7 |
水温 | 26℃ |
ブリクサショートリーフについて
前景と後景を繋ぐ名わき役
一番の魅力は何といっても水景の自然感をアップさせてくれる効果がハンパないことです。
どちらかというと丸葉であったり楕円形、披針形の多い中景草の中にあって、この線形の葉を持つブリクサショートリーフは非常に良いアクセントになります。
同じような草姿の水草ばかりでは全体的にぼんやりとした印象になってしまいます。
そこにこのボリュームのある線状の水草があるとメリハリが付くのです。
そしてこの根元から立ち上がる草姿は以後に植栽した水草の足元をしっかりと隠してくれます。
前景と後景のつなぎ役である中景草の役割を果たすのにこれほど最適な水草な無いと言ってもよいかもしれません。
育成環境によってライトグリーンから赤みを帯びた色にまで変化します。
前者はとても爽やかな感じがしますし、後者はより一層自然感を増してくれるでしょう。
人気種の為流通も多く、店頭・ネット共に購入で困ることはありません。
ブリクサショートリーフの植え方
ブリクサショートリーフはその姿からは意外ですが有茎草です。
茎の下にある根が伸びている場合は少し残してカットしてから植栽します。
この少し残した部分がストッパーの役割をしてソイル内に留めてくれます。
それでも浮力で抜けやすいので、しっかり深くまで植え込むのがポイントです。
特に脇芽を直接植え込む場合は深く深くを心掛けます。
葉自体をストッパーするイメージです。
ブリクサショートリーフの育て方
有茎草ですので根からの養分要求量が高い水草です。
化粧砂でもしっかりと施肥をすれば育てられますが、無難にソイルでの育成がおすすめ。
さらにはしっかりと低床に固形肥料を添加することが重要です。
葉が白化したら栄養不足の可能性が高いです。
水質はその他の多くの水草と同様に低硬度の弱酸を好みます。
成長があまり早くない為、硬度が高い環境下では黒髭ゴケが付着しやすいです。
また、アオミドロが付着するとなかなか取りずらい水草です。
硬度の上がる石の使用を控えたり、コケ取り生体を多めにいれるなどして対策をしたいところです。
高光量、Co2の添加有りとこれまた通常の有茎草と同じ育成方法です。
特に光量が強いと色が赤みを帯びてきてより自然な感じがアップします。
レイアウトについて
成長が遅く、ランナーなどを伸ばして増殖するわけでは無いのでとても使い易い水草といえます。
ニューラージパールグラスやグロッソスティグマ、ショートヘアーグラスなどの定番の前景草と、ロタラ系などの後景草の繋ぎとして最適です。
後景草の足元を隠してくれたり、石などの素材の近くに植えることでわざとらしさ感を消してくれます。
ただしある程度成長するとそれなりに大きくなります。
無理に引き抜こうとすると、他の水草を道連れにしたりレイアウトを崩してしまいかねません。
小型水槽に用いる場合や、レイアウト上あまり大きくなると困るような箇所には気を付けて植栽しましょう。
最後に
ブリクサショートリーフは前景草と後景草のつなぎ役である中景草として抜群に使い勝手の良い水草です。
また一つの水草の種類としてもその自然感あふれる草姿が魅力たっぷり。
成長もそこまで早くなく、中景に困ったらとりあえずブリクサって感じで使えます。
是非レイアウトに取り入れて素敵な水景を作ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!