こんにちは！MizukusaNewbie的水草図鑑。
水草水槽をグッと自然感あふれるものにしてくれるのが陰性水草です。
今回はそんな陰性水草を代表する品種、ミクロソリウムをご紹介していきます。
CONTENTS
ミクロソリウムについて
陰性水草の代表的な種
ミクロソリウムは水草水槽において、モス類やボルビティスなどと並び積極的に植栽したい水草の一つです。
何故ならば、その美しいライトグリーンの葉が水中でたなびく様子は水草水槽に圧倒的な自然感をもたらしてくれるからです。
また、流木や石などに活着しながら成長するという点も、同じく自然感という面では見逃せません。
このような活着性のある水草を上手く取り入れることが出来れば、水景をワンランクもツーランクも上に引き上げることが可能です。
-
-
【水草図鑑】モスを制するものは水草水槽を制す！おすすめの種類から育成方法まで解説します【陰性水草】
自然感たっぷりの水草水槽でなくてはならない存在といえばモス。今回はそんなモスの代表的な種類や育成・トリミング方法などについて解説します。
続きを見る
-
-
【水草図鑑】ボルビティス・ヒュディロティは水景に圧倒的な自然感を醸し出します【陰性水草】
今回ご紹介するのはミクロソリウムやアヌビアスナナと並ぶ陰性水草の代表種、ボルビティス・ヒュディロティです。そのいかにもシダ然とした草姿は水景に圧倒的な自然感をもたらしてくれます。
続きを見る
育成は基本を守ればかんたん
水草としてはとても丈夫な種類であり、強い光や栄養もそこまで必要としませんし、ＣＯ２だって無くても育成が可能です。
ただし成長が遅い分、コケなどの付着には十分に気を付ける必要があります。
具体的な育成方法や活着方法、トリミング等についてはこちらの記事をご参考ください。
-
-
キレイに陰性水草を育てる方法や注意点、活着やトリミングの仕方などを解説します【水草図鑑番外編】
水景をグッと自然感あふれるものにしてくれるミクロソリウムやアヌビアスナナ、ボルビティスといった陰性水草。今回はそれら陰性水草を上手に育てるためのコツや活着方法、トリミングの仕方についてのお話です。
続きを見る
また、様々な品種を楽しむことが出来るのもミクロソリウムの魅力。
水景に合わせたり、はたまた水槽サイズに合わせて選んだり。
是非お気に入りのミクロソリウムを見つけて下さい。
代表的なミクロソリウムの品種
本ナローリーフ
ミクロソリウムの中でも１、２を争う人気種が本ナローリーフです。
本種は葉幅が５ｍｍ程度で長さが約２０ｃｍ程と、とても細長いのが特徴。
その為、葉が水流にたなびく様子を楽しむことが出来るのが魅力です。
葉が細いので小型水槽で用いても圧迫感を感じることが少ないのも有難い点です。
もちろん中型水槽以上でもふんだんに使えば自然感がグッと増します。
流木の細枝に活着させても重い印象になりませんし、とにかく使い勝手の良いミクロソリウムだと感じます。
ミクロソリウムはもともと成長が遅いこともあり、とにかく人気の本種は高価になる傾向があります。
流通自体は多いので手に入れることに困ることは無いでしょう。
トライデント
その名の通り三つ叉の槍のような草姿を持つミクロソリウムです。
葉が途中から三つの細葉に分かれて成長していきます。
細葉でありながらも上記のような特徴からボリューム感を出すことが出来ます。
成長すると３０ｃｍ以上になることから、中型水槽以上で用いるのがおススメです。
もちろん貧栄養素下であったり、ＣＯ２の添加が極端に少ない環境であれば成長を抑えることが出来ますので30cmキューブなどの小型水槽でも使用可能でしょう。
やはり人気種であることから流通量も多く、是非育ててみたいミクロソリウムの一種です。
ウェンディロフ
トロピカ社の社長の名を冠したミクロソリウムがウェンディロフです。
葉の先端がいくつかに枝分かれするという独特の草姿で、少し変わった趣を出したい時に有用です。
もともとの成長の遅さに加えてあまり大きくならないことから、小型水槽から大型水槽まで活躍してくれるでしょう。
ミクロソリウム全般を育てる上で気を付けたいのがシダ病です。
２８℃を超えるような高水温でなりやすいシダ系特有の病気で、葉が透明な茶色に変色します。
一度シダ病になるとどんどんと周りにうつってしまいますので、発病したら触れていた葉を含めごっそりと葉を取ってしまいます。
ただでさえ成長の遅いミクロソリウムですので惜しい気がしますが、その方が最終的に復活も早くなります。
ニードルリーフ
ニードルリーフは長細い葉が直線的に伸びるミクロソリウムです。
枝垂れるように生えそろうミクロソリウムが多い中では珍しい草姿を持っています。
同じような種類にソードリーフがありますが、ニードルリーフの方が葉が細いので小型水槽でも使いやすいでしょう。
後景として使うのに適しています。
ミクロソリウムは概して成長が遅く、黒髭ゴケの被害に遭いやすいです。
予防する為にヤマトヌマエビなどのコケ取り生体を多めに入れると良いでしょう。
また、水流が強く当たるところも発生しやすくなります。
レイアウトの際には直接当たらないような箇所に活着させましょう。
本ナローリーフ・ミニ
本ナローリーフ・ミニは、本ナローリーフがそのまま小さくなったようなミクロソリウムです。
本家は成長すると結構な葉の長さになりますが、ミニは長くても１５ｃｍほどです。
小型水槽で本格的な水草水槽を作りたい時にとてもおすすめ。
もちろん中型水槽以上でも使い勝手がよく、流木の先端などには大きくならないミニがマッチするでしょう。
本家と併せて使うことでレイアウトにメリハリや遠近感を出すことも出来ます。
ミクロソリウムは厳密に品種が分かれているといえばそうともいえません。
例えばこちらの本ナローリーフ・ミニも、通常の本ナローリーフがそのまま小さくなった”株”といった方が正確かもしれません。
フリマサイトなどには色々な”株”が出品されており、見ているだけでも楽しいです。
最後に
ミクロソリウムを使うことによってレイアウトの自然感はグッと上がります。
基本的には育成も難しくなく、株分けをすることでどんどんと増やすことも出来ます。
ライトグリーンのミクロソリウムが水にたなびいたり、気泡を沢山付けている姿を鑑賞するのは水草水槽の醍醐味ともいえるでしょう。
是非お気に入りのミクロソリウムを見つけてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました！