こんにちは!MizukusaNewbie的水草図鑑。
今回は基本的に赤色にしかならないありがたい水草、ルドウィジアsp.スーパーレッドです。
水景のアクセントに赤色の水草が欲しいけど、赤系の水草ってなんだか難しそう。
そんな時この水草があれば一発で解決です。
CONTENTS
育成データの1例
水槽 | アクロ・スーパークリア 45cm規格水槽 |
照明 | Chihiros・WRGB2・SLIM45 |
CO2 | 約2秒に3滴 |
ろ過フィルター | エーハイム・2213 |
低床 | JUN・プラチナソイル・パウダー |
低床 | GEX・水洗い不要天然砂 リバーブレンド |
固形肥料 | テトラ・イニシャルスティック |
液肥 | ADA・グリーンブライティーシリーズ |
GH | 3 |
PH | 6.5~7 |
水温 | 24℃ |
植栽からの変遷
植栽直後
今回は水上葉を植栽しています。
水上葉の状態からすでに赤みを帯びています。
こちらは購入したものですが、ビオトープから移行させても何の問題もありません。
その場合、スネール(貝)や虫などの混入のリスクは高くなりますので、コンディショナーなどを使う等の対策が必要です。
植栽から1週間後
一週間もすれば赤い水中葉を展開し始めます。
脇芽も出ているのが確認出来ますがとにかく移行がスムーズで育てやすい水草です。
古い水上葉はだんだんと枯れて落ちていきます。
水を汚す原因にもなりますので枯れて浮いてきた葉は取り除きましょう。
植栽から3週間
すっかりとバラのような水中葉になりました。
液肥に関してはこの時点ではカリウム、微量元素のみでまだ鉄分は与えていません。
通常の光量、CO2の添加でしっかりと赤になってくれるのはとてもありがたいです。
この段階でトリミングをしてみます。
植栽から6週間
脇芽から成長はしていますが、元の茎は下葉が落ちてしまい少し寂しい感じになっているのが分かります。
本種はトリミングよりも差し戻しの方が元気に育てることが出来るでしょう。
上にまっすぐ伸びるというよりは斜めに向かって成長していくという特徴をいかしながらレイアウトすれば中景草として上手くまとまります。
植栽から10週間
sp.スーパーレッドがだいたい1つの固まりになりました。
パッと目を引く鮮やかな赤は他の水草の中にあってちょうど良いアクセントになっています。
ルドウィジアsp.スーパーレッドについて
とにかく赤くなる美しい水草
ルドウィジアsp.スーパーレッドはその名の通りとにかく真っ赤っかな水草です。
色の赤具合でいえば水草のなかでも上位に入るでしょう。
少しうねりのあるバラの様な葉が美しく水槽の中を鮮やかに彩ります。
真っ直ぐに伸びるというよりは少し斜め上に育つ印象です。
数本でワンポイントで使ったり、ある程度の数を植栽して真っ赤な固まりを作れば素敵な水景作りに一役買ってくれます。
育成は基本を守れば簡単
ルドウィジアの仲間は丈夫で育成もわりと簡単な種類が多いと感じます。
sp.スーパーレッドも弱酸性の低硬度、十分な光量と適度なCO2の添加がある環境であれば問題なく育成可能です。
ロタラ系の赤色の水草をきれいに発色させる為には多めに鉄分を与えたり、強めの光量を照射する必要がありますが、本種はそこまでは要求しませんのでとにかく育てやすい水草です。
特に、強い光量は黒髭コケをはじめとした藻類の原因になりやすく、水槽内のそういったリスクを減らせるのは高ポイントです。
ソイルを使用しての育成を推奨します。
成長自体は遅め

ルドウィジア・オバリスとスーパーレッド
他のルドウィジアと比べてsp.スーパーレッドは少し成長が遅めです。
レイアウトとしては小型水槽から大型水槽まで大活躍してくれるでしょう。
その分若干黒髭ゴケ等が付きやすい印象を受けます。
成長の早いロタラ類と並んで植栽する場合は埋もれてしまわないように注意が必要です。
水面近くになるほど成長が早いので、トリミングする場合はなるべく上の方でしてあげると良いです。
トリミングには強くない
トリミングにはあまり強くありません。
トリミング後は根に近いほうが貧弱になってしまいます。
そもそもロタラのように丘のような茂みが作れる水草ではありませんので、ゆったりとした固まりを作り、水景のアクセントになるような使い方が適しています。
出来るだけ差し戻しをしながら本数を増やしたり、維持していくのが良いでしょう。
そのほうがより葉も大きく健康に育成することが出来ます。
水上葉と水中葉の移行もスムーズ

ビオトープ内のルドウィジアsp.スーパーレッド
これもルドウィジア全体にいえますが、水上葉と水中葉の移行がスムーズです。
水槽でいらなくなったらビオトープへ。
逆に水槽に欲しい時はビオトープから移植する。
そんな便利な使い方ができるのも魅力です。
水上葉も赤みがかかっていますので、ビオトープでも同じようにアクセントになりますよ。
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小型水槽でも活躍してくれる

左がスーパーレッド、真ん中がマクランドラ、右がレペンスルビン
前述したとおり、大きくなっても葉自体はそこまで大きくなりませんし、成長が少し遅いので小型水槽でもとても重宝します。
同じく赤くなるルドウィジアである、レペンスルビンと比較してもご覧の通り小さめです。
真ん中はロタラの一種で、sp.スーパーレッドと同様にバラの様な草姿を持つロタラ・マクランドラですが、比較してみると一回り小振りです。
とにかく葉が優しい印象なので小型水槽であまり圧迫感を感じさせないのが利点です。
最後に
赤系の水草を使ってみたいけれど難易度が高いのかな。
そんな悩みを一発で解消してくれる水草がルドウィジアsp.スーパーレッドです。
とにかく目をひく赤色は水景を一段階素敵なものに昇華させてくれます。
初心者から熟練者まで、水草水槽にもビオトープにもおすすめの水草です。
最後までご覧いただきありがとうございました!