こんにちは!MizukusaNewbieです。
水草の魅力をより一層引き立ててくれるのが熱帯魚です。
どのような種類の熱帯魚を選択するかがその水槽の完成度を左右するといっても良いでしょう。
今回は特に4~8cmほどの大きさに限定した、おすすめ”準小型"美魚をご紹介していきます。
-
-
”小型で美しい”に特化したおススメの熱帯魚をご紹介します【水草水槽にもピッタリ】
水草水槽の中を悠々と泳ぎ、水草の美しさをより引き立ててくれる熱帯魚たち。今回はそんな熱帯魚の中でも特に”小型で美しい”おススメの種類をご紹介します。
続きを見る
CONTENTS
”準小型美魚”について
色や形に特徴のある種が多い
水草水槽においてはあまり熱帯魚が主張し過ぎないほうが良いのですが、それでも水草の美しさをさらに引き立ててくれるのはやはり美しい熱帯魚たちです。
という訳でどのような熱帯魚を選ぶかは非常に重要なポイントです。
4~7cm前後の熱帯魚になると、色や形に特徴のある熱帯魚が多くなってきます。
丸い形や長細い形。
インパクトのある鮮やかな発色から、多色柄のど派手な種類まで。
それこそ前回の記事でご紹介した4cm以下の小型美魚たちは概ね同じ形をした魚たちです。
それがこのサイズ辺りからどんどんと個性的な熱帯魚が出てきます。
ワンポイントとしての準小型美魚
準小型美魚たちはどちらかというと沢山の数を入れて群泳を楽しむという感じではありません。
もちろん大型水槽になれば、選択する種類によってそのような用い方も出来るでしょう。
ですが一般的によく用いられる30cmキューブ水槽から90cm水槽くらいまでであれば、その役割はやはり4cm以下の小型美魚が担うことになると思います。
それらの小型熱帯魚が群泳する中を、アクセントとして数匹入れるのに適しているのが準小型美魚です。
大きくなる分飼育数には気を付けたい
先ほど述べたように水景とのバランスや水槽内の環境を考えるとむやみに数を増やすことが出来ません。
ポイント
飼育出来る熱帯魚の目安としては、1リットルにつき1匹といわれることや、魚の体長1センチにつき1リットルといわれることもあります。この目安は植栽している水草の種類や量、ろ過フィルターの容量などで変わってはきますが、いずれにせよゆとりを持った数で飼育するのが熱帯魚の為にもよいでしょう。
大きくなればなるほど排泄物などで水を汚しますし、エサも増えてコケのリスクが高まります。
熱帯魚にとっても水槽内がやたらと窮屈になっては居心地が悪いでしょう。
生体の事を第一に考えて飼育数を設定したいところです。
-
-
30cmキューブ水槽でエーハイム2213を使ってみる【小型水槽でも大丈夫?】
アクアリウム用外部式フィルター界のレジェンド、エーハイムクラシックシリーズ。今回はその2213を45でもなく60でもなく30cmキューブ水槽で使ってみよう!というお話です。
続きを見る
飼育の難易度が高くなることも
大きくなると飼育自体の難易度が高くなる傾向にあります。
例えば、縄張り意識が強く他の魚を追い回すような種類が増えます。
同種間でもそうですし、特に小さな種類が狙われやすくなります。
それを防ぐにはある程度の密度での飼育をしたり、隠れ家が出来るようようなレイアウトを心がけます。
餌に関しても人工飼料の食いつきが悪く、ブラインシュリンプや赤虫などの生餌を与えなければならない場合もあります。
それらの餌も水を汚す原因になり、水槽自体の管理に影響を及ぼすかもしれないことは把握しておいたほうがよいでしょう。
私がおすすめする”準小型美魚”たち
バルーンラミレジィ
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 30cm~ |
シクリッドは全世界に1,300種以上が存在する熱帯魚の仲間です。
その中でも小型であるドワーフシクリッドに分類されるのがラミレジィです。
とてもカラフルな種類が多いシクリッドですが、もちろんラミレジィもその特色通り美しい熱帯魚です。
バルーンラミレジィはバルーンという名が示す通りに、通常のラミレジィよりも丸い体型をしています。
成長をしても4.5cm程度と小型水槽でも十分に飼育できる大きさです。
ラミレジィは縄張り意識が強く、同種間、他魚種に関わらずちょっかいを出しますので、ある程度の過密で飼育するか隠れるところがあるレイアウトで飼育すると良いでしょう。
ドワーフ・グラミー
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
グラミーはインドやバングラディシュに生息する淡水魚です。
その中でもドワーフ・グラミーは体長が6cmほどと少し小さめの種類。
さらに小さいものはハニー・ドワーフ・グラミーで4cmほどの大きさです。
オレンジ色の体色に青い縦縞が入り、パッと目をひくその美しさは水槽内をより明るくしてくれます。
ひらひらと優雅にゆったり泳ぎますので、あまり強い水流は好みません。
そのくせ意外と縄張り意識があったりするのはご愛嬌です。
小型熱帯魚との混泳には特に問題ありません。
全体に丸い形からも存在感があり、あまりにも小さい水槽では窮屈にみえるかもしれません。
サンセット・ドワーフグラミー
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
こちらはドワーフ・グラミーの青い縦縞が無く、オレンジ色をさらに強調した種類です。
まさにサンセットと呼ぶにふさわしい鮮やかな体色はとても美しいです。
グラミーは水質にうるさくなく、飼育が楽な熱帯魚です。
ラビリンスと呼ばれる髭のような器官をもっていて、それで直接空気中の酸素を取り込むことが出来ます。
水温は水草同様に23℃~28℃が適温。
これまた水草同様に弱酸性の水質で美しい発色をみせます。
コバルトブルー・ドワーフグラミー
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
コバルトブルー・グラミーは真っ青な色をした種類です。
縦縞もほとんど見えず、清々しいほどの青は水草の緑との相性も抜群です。
グラミーはとても懐っこい性格のようでよく慣れてくれます。
水槽に近づくと餌欲しさに水面まで浮かんできて、水をピュッとはいて催促したりと可愛らしい様子を楽しむことが出来ます。
ついつい餌を沢山あげ過ぎてしまいそうになりますがそこはぐっと我慢。
食欲旺盛で、生餌から人工飼料までなんでも食べてくれるのも育成が簡単な理由の1つです。
インパイクティス・ケリー
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
ブラジル原産のカラシンの仲間がインパイクティス・ケリーです。
別名をロイヤル・テトラといい、平成天皇陛下がブラジル訪問の際に寄贈されたことに因みます。
真横に入る濃紺のラインが特徴で、体色は青から青紫色まで環境などによって変化します。
シンプルですがとても美しく、水草水槽によく合います。
他のカラシン同様に10匹ほど入れれば群泳してくれます。
4~5cm程度の大きさになるので、群泳をさせる場合は45cm以上の水槽のほうがゆったりと鑑賞出来ます。
スーパーブルー・インパイクティス・ケリー
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
インパイクティス・ケリーの青紫色が全身にわたるように改良されたのがこのスーパーブルー・インパイクティスケリーです。
スーパーの名に恥じないとても美しく見応えのある熱帯魚です。
オスは青紫、メスはさらに黒っぽい体色を呈します。
インパイクティス・ケリーは比較的気性の荒い種で、同種間や他魚種を追い回す様子が見られます。
あまりにも小型の熱帯魚との混泳は避けたほうが無難です。
通常のインパイクティス・ケリーよりは入手難度は高くなります。
ブルーダイヤモンド・ラミレジィ
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
2009年に紹介された比較的新しいラミレジィの改良品種です。
全身が鮮やかなブルー、頭頂部が黄色で目が赤いという特徴を持ちます。
水草水槽の中でとても美しく映える個人的にもおススメの熱帯魚です。
ラミレジィもよく人に慣れますので、エサを水面まで取りにくる可愛い姿に癒されます。
生餌の他に人工飼料も食べますが、購入までに与えられていた餌の種類によってなかなか現状の餌を食べてくれないこともあります。
少しずつ慣れさせていけばやがて食べるようになってくれますので大丈夫です。
ジャーマン・ラミレジィ
見た目の美しさ | |
育てやすさ | |
入手のしやすさ | |
おすすめ度 | |
推奨水槽サイズ | 45cm~ |
ドイツラムともよばれるジャーマンラミレジィ。
もともとコロンビア原産のラミレジィを改良したものです。
少し体高が高く、黒い斑点も大きくなる為見応えがあります。
その他に赤や黄色、青にピンク等、色彩豊かでワンポイントから小さめの水槽の主役まで大活躍してくれるでしょう。
ラミレジィはその美しさと存在感のわりに比較的安価で購入できるのもポイント。
流通も多く是非飼育してみたい熱帯魚です。
最後に
個性的で美しい種類が多い”準小型”熱帯魚。
一般的によく用いられる30cmキューブ水槽から60cm水槽でも十分に飼育可能なサイズ。
比較的人懐っこい性格も相まって、熱帯魚飼育の醍醐味も感じられます。
水草水槽の中にあってはワンポイントとしてさらに水景に美しさを与えてくれます。
小型美魚とともに是非”準小型”美魚の素晴らしさも味わってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!