こんにちは!MizukusaNewbieです。
今回はGEXより販売されています小型水槽用LED照明、リーフグローN並びにEXについてレビューしていきます。
GEX・クリアLED・リーフグローシリーズについて
ボトルアクアリウム及び小型水槽用LED照明
リーフグローシリーズはボトルアクアリウム及び小型水槽での使用に適したLED照明です。
LED部分のランプのような形状やフレキシブルなアーム、付属のスタンドでの自立使用が出来る点など、ボトルやガラスポットを用いた小さなアクアリウムをより意識した仕様。
同封のクリップを用いれば水槽に固定して使用することも出来ますので、30cm規格以下等の小さな水槽での使用ももちろん可能です。
手軽にアクアリウムをはじめてみたい方から本格的にボトルアクアリウムを楽しみたい方にまさにうってつけのLED照明です。
光量は300lm(ルーメン)から600lmまで

本格的な水草水槽用LED照明
光束量はリーフグローNが300lm、EXが最大で600lmです。
lm(ルーメン)について
ルーメンとは、すべての方向に放射される「光の明るさの量」を表す単位で、数値が大きいほど明るくなる。
水草を育てる上で重要なのがこのlm(ルーメン)、光束量です。
一般的に30cm水槽で本格的にロタラ等の陽性水草や前景草を育成するにはおよそ700lm必要とされています。
また、モスやミクロソリウムなどの陰性水草の場合は300lmあれば育成が可能。

代表的な陰性水草のモス類
つまり、30cm以下の小型水槽やボトルアクアリウムにおいてはリーフグローシリーズの光束量であれば十分に対応可能な数値という訳です。
本当に小さなガラスポットや陰性水草のみの場合はNを、大きめの水槽や陽性水草を育てるのであればEXを選択されれば大丈夫です。
EXは2種類のLED球を搭載!2通りの色温度を楽しめる

色温度10,000K使用時
リーフグローEXは色温度の違う2種類のLED球を搭載しています。
色温度について
色温度とは、太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のこと。
自然光などの朝日や夕日の色温度はおよそ2,000K、太陽光は 5,000~6,000K、電球色の蛍光ランプが約2,800K、昼白色の蛍光ランプが約5,000K、昼光色が約6,500Kです。
EXに搭載される一方のLED球は色温度3,500Kで温かみのある色です。
もう一方はというと色温度10,000Kの青白い色です。
それぞれ植栽している水草、生体などの好みによって選択することが出来ます。

色温度3,500K使用時
そして両者を同時点灯することで、光束量600lm、色温度7,000Kの自然な色を発生します。
一つの照明で3通りの色と異なる光束量を得ることが出来て非常にコストパフォーマンスの高い製品といえます。
Nに関しては6,500Kと昼光色と同様の色合いをみせます。
自然な色合いでどのような水景、生体ともマッチします。
外観や細部の仕様について
アルミ製のLED照明部はクールでおしゃれ
サンドブラスト処理に加えてアルマイト加工を施した本体はクールな印象。
特にボトルアクアリウムに設置するとその円柱状の形状が水槽本体との間に統一感を出してくれます。
Nと比べてLED球の搭載数の多いEXはサイズがひと回り大きくなります。
1つのボトルに対して1台設置した場合は、バランスの面でNの方がスッキリと収まる印象です。
小さめの何個かのボトルに対して1台であればEXでも気にならないと思います。
フレキシブルアームは高さ位置ともに調整しやすく便利
N、EXともにシルバーのフレキシブルアームで高さと角度を調整します。
EXの方が本体が大きいぶん少し太いアームになっています。
両者共にちょうど良い節度感でアームを曲げることが出来、微調整もし易いです。
時間の経過とともに重さで垂れてくるということも無く安心です。
スタンドとアタッチメントを使った2WAY方式

スタンドを使って自立させた図
本体の固定には2通りの方法があります。
スタンドを使って自立させればどのような場所、様々な種類のボトル及び水槽に手軽に設置することが出来ます。
非常に安定感があり転倒の心配はありません。
アタッチメントを使用する場合は幅30cm以下、ガラス厚6mm以下の水槽に取り付けることが可能。
こちらもきっちりとネジで留めることが出来て安心感があります。
グラスベースでさらにお洒落に
同じくGEXより発売されています、ボトルアクアリウム用のベースがとてもお洒落で便利です。
20cm×20cm以下の水槽を置くことが出来る木製のベースは高級感があり、ボトルとの統一感と相まってより一層素敵になります。
水がこぼれても拭くだけで良いのは日常のメンテナンスに役立ちます。
アームタイプのLED照明用ライトスタンドが付属しており、リーフグローのアタッチメントとジャストフィット。
水槽まわりが格段にスッキリします。
リーフグローNはUSB給電、EXはコンセント式
給電方式に関して、NはUSBを使用しますので注意が必要です。
もともと同封されていませんので、純正アダプターを別途購入するか市販のアダプター(DC5V 1A以上)を用意します。
机周りなどにちょっと置きたい、そんなボトルアクアリウムを意識した仕様なのでしょうか。
片やEXは一般的なコンセント式を採用しています。
電源スイッチはNが1つでEXは2つ

EXのスイッチ部
電源スイッチはロッカータイプですのでもちろんタイマーに接続して点灯時間を管理することが可能です。
Nは1つ、EXは3,500K用のスイッチと10,000K用のスイッチとが2つ並んでいます。
それぞれに使用するほか、同時にオンにすることで600lm、7,500Kの出力にすることが出来ます。
比較的小さな電源スイッチ部ですので悪目立ちすることは無いでしょう。
実際に点灯した様子を比較してみます
NとEX10,000K使用時の違い

左がEXで右がN
Nと青白い光を点灯させたEXの違い。
Nはとても自然な感じに見えますが3,500Kの差か、EXはやはり多少白っぽく映ります。
ただしそれが自然ぽくないかと言われればそうでもなく、あくまで個人の好みにもよると思います。
横に並べても特に気になることはありません。
NとEX3,500K使用時の違い
こちらは一気に温かみのある色になりました。
Nとの見え方の差という面でいえば、こちらのほうが少しギャップを感じます。
並べて使用するには前者のほうがより自然でしょう。
単独で使用する場合はとても落ち着いた色合いです。
リビングなどあまり目がチカチカしたくない場所にはうってつけです。
NとEX同時点灯時の違い
やはり光束量が2倍になりますので圧倒的にEXの方が明るく感じます。
ここまでの光であれば、陽性水草も前景草も十分に育成可能でしょう。
色もとても自然で水草や生体を美しく見せてくれます。
ちなみに前景草などを育てるにはCO2が必要になる場合が多いです。
このような小さなボトルアクアリウムにはCO2を発生させるタブレットが便利です。
水草の育つ栄養分も含まれています。
最後に
リーフグローシリーズはまさにボトルアクアリウムにピッタリのLED照明だと感じます。
NとEX、それぞれに特徴がありますのでご自身の用途に合わせて、より良い方を選択してみてください。
なによりも水槽周りがとてもお洒落に決まります。
1つあと1つと、だんだんと水槽の数が多くなっていくこと間違いなしです。
最後までご覧いただきありがとうございました!