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水草の育成はまず土壌から!水草水槽におすすめのソイルをご紹介します【吸着系&栄養系】

2025年7月22日

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水草の育成はまず土壌から!水草水槽におすすめのソイルをご紹介します【吸着系&栄養系】

2025年7月22日

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こんにちは!MizukusaNewbieです。

植物を育てるには先ず土壌が大切です。

水草水槽においてはソイルとよばれるものを使用することになります。

今回はその中でも特におすすめのソイルをご紹介していきます。

ソイルについて

水草を植栽するならソイルが基本

有茎草を植栽するのであればソイルを用いるのが基本です。

ソイルとは球状に土を焼き固めたアクアリウム用の底床材です。

天然の土が原料であることからすでに様々なミネラル分を含んでおり、水草を育てるのにはベストな低床といえます。

一口にソイルといっても様々な種類がありますので用途によって使い分ける必要があります。

pHを下げたり水を浄化してくれる効果も

一般的に水草が育ちやすい水質はpHが6~7を示す弱酸性です。

ただし様々な要因で中性からアルカリよりの水質に偏ることもしばしば。

たいていのソイルにはpHを下げて水質を弱酸性にしてくれる効果があります。

また、アンモニアなどの生体にとって有害な成分も吸着してくれるなど、水草水槽にまさにぴったりの底床がソイルです。

おおまかに吸着系と栄養系ソイルに分かれる

ソイルはおおまかに分けて、吸着系と栄養系の二通りがあります。

前者はとにかく余分な栄養素を吸着してくれるのがウリです。

初めて水草水槽を立ち上げる方にはおすすめのソイルです。

そのかわり栄養素は少ない仕様ですので、本格的な有茎草モリモリのレイアウトを作るには物足りないと感じます。

一方の栄養系ソイルはその名の通り、水草を育成するための養分をふんだんに含んだソイルです。

前景から後景までガッツリと水草を植えたい時はこちらがおすすめです。

そのぶん富栄養素になってコケの被害に遭いやすくなったり、扱い方が難しいソイルでもあります。

吸着系ソイルにも栄養素は含まれていますので、最初は吸着系からはじめて慣れてきたら栄養系に移行すると失敗が少ないでしょう。

栄養の含有量はソイルによってさまざま

吸着系・栄養系それぞれ製品によって栄養の含有量が違います。

吸着系のソイルはそこまで大差なく感じますが、栄養系においてははっきりと差を感じます。

栄養分が多ければ多いほどセット初期からの水草の育ちが早く、結果的に水景の完成も早くなります。

ただしそのぶんマメな換水、照明の強さ・時間の調整等、気を付けなければならないことも増えます。

それらを間違えてしまうと藍藻やアオミドロなどの被害に遭いやすくなります。

成長スピードの早い水草は沢山栄養が必要ですし、そうでもない水草はそこそこで十分。

レイアウトに使う水草の種類や量によってソイルも選択しましょう。

粒の大きさは3種類ほど

各ソイルには大まかにノーマルタイプとパウダータイプがあります。

ノーマルタイプはそれこそオールマイティに使えるソイルで、中景後景に使用する場合はこれを選択すれば間違いありません。

粒の形状が大きいほうが中に空気が入りやすく、バクテリアにも好影響を与えます。

パウダータイプはノーマルよりも細かい粒状で、前景草などの細くて小さな水草を植えるのに適します。

メーカーよってはさらに細かいスーパーパウダータイプを用意している場合もあります。

こちらはやはり小さな前景草を植栽するときに使用しますが、かえって細かすぎて使いずらい場合もあり注意が必要です。

例えば粒が細かいほどレイアウトの際には崩れやすく、せっかくつけた傾斜がなくなってしまうことも。

特に傾斜の多い山岳レイアウトなどはノーマルをベースにして、植栽する水草によってパウダー、スーパーパウダーを表面に敷くと良いでしょう。

ソイルは劣化する

使用している間に劣化をしてしまうのがソイルの難点です。

先ず余分な栄養を吸収する能力が無くなります。

栄養系ソイルであれば、成長する過程で水草が養分を使い切ってしまいます。

また、天然の土を人工的に固めたものである為、だんだんと粒が崩れて最終的には泥状になります。

そうなったソイルは水を汚すばかりか、水草の成長にも悪影響を及ぼします。

使い方やソイルの種類にもよりますが、そのおいしいところは1年~1年半といったところです。

そうなると、水槽のリセットやソイルの入れ替えなどの処置が必要になるかもしれません。

おすすめのソイル

JUN・プラチナソイル

吸着系の中でもとてもメジャーなソイルがJUNのプラチナソイル。

初心者からベテランまで安心して使用することが出来るベストセラーです。

とにかく粒がしっかりしているので崩れにくく、長期維持に向いています。

立上げ時の水の濁りも少なく、堆積物も吸い取りやすいなど初心者にも扱いやすいソイルです。

流木から出る色だったり、アンモニアなどの生体に有害な物質もしっかり吸着してくれます。

粒の大きさはノーマル・パウダー・スーパーパウダーの3種類です。

ブラックだけでなくブラウンがそれぞれのサイズ毎に用意されているのも嬉しいポイント。

水景に合わせて選択すれば自然な感じを演出することが出来ます。

吸着系ソイルですが初期の育成には十分な栄養も含んでいます。

その量はブラウンよりもブラックの若干多いように感じます。

とにかくメジャーなソイルなのでちょっとしたペットショップなどにも置いてあることも多く、手に入れるのに苦慮することは無いでしょう。

最初の水草水槽に使ってみるソイルとしてとにかくおススメです。

JUN・マスターソイル ネクスト HG

おなじくJUNから発売されている栄養系のソイルです。

粒のしっかり感やセット初期の水の濁りの少なさなど、プラチナソイルの良いところに加え、しっかりと水草を育てることが出来る栄養素も含んでいます。

栄養の含有量でいえば決して多すぎることはなく、そこまで立ち上げに過敏になる必要がないため、慣れていない方にもおすすめのソイルです。

こちらはマスターソイルを使って立ち上げた30cmキューブ水槽の山岳風レイアウトです。

根からの栄養吸収が大切なキューバパールグラスがしっかりと繁茂しています。

前景草のみのレイアウトは富栄養素化によってコケの被害に遭いやすいのですが、この水槽は多少の藍藻が出たくらいで状態は安定しています。

ノーマルタイプをベースに、パウダータイプを上に被せるように使用しています。

プラチナソイルの良いところの一つに、粒の大きさが揃っていることがあります。

見た目にも良いですし、レイアウト・植栽共にしやすいです。

少し慣れてきて、本格的に水草を育てたい場合におススメのソイルです。

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コトブキ・エナジーソイル

陽性水草をモリモリに育てたい時にとてもおすすめなのがこちらのソイル。

水草の育成に必要な栄養素を非常に高い濃度で含有しています。

根からの栄養吸収が多い有茎草や、グロッソスティグマをはじめとした前景草たちを元気に育成することが可能です。

その代わり、初期の水換え等のメンテナンスはとても重要になります。

しっかりと換水をしてコケ類を防止しましょう。

また、陰性水草が中心のレイアウトには栄養過多であまり向いていないと思います。

そういう意味では使い方と使う人を選ぶソイルといえるでしょう。

粒の大きさに少しバラつきがあるのが残念な点です。

またノーマルタイプでも比較的大きめであり、パウダータイプでちょうど良い大きさに感じます。

両者を上手く使い分けて使用するときれいにレイアウト出来るでしょう。

ともあれ、とにかく元気に水草を育てたい場合にはイチ押しのソイルです。

最後に

水草に限らず植物を育てるのにはまず土壌から。

ここでご紹介したソイルはどれも育成から維持に至るまで評価の高いソイルたちです。

是非レイアウトや水草の種類、ご自身の成熟度に合わせてベストなものを選んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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